パスポート - Coucou!

フランス人のパパを持ち、フランス生まれのべべちゃん。

当然ながら、フランス国籍で、フランスのパスポートを取得できる。

日本にも出生届を提出しているので、日本国籍も持ち、日本のパスポートも取得できる。

残念ながら今の所、日本が二重国籍を認めていないので、22歳になるまでに国籍の選択をしないといけないが、それまでは二重国籍となる。

フランスのパスポートの申請は、在住市町村役場で申請できる。

私の住んでいる街では、申請後、2-3週間で発行されるという。

ただし、どうしても急ぐ場合は、一応、緊急申請ができ、約一週間で発行可能だそうだ。

申請は、TELかインターネットでアポをとって、必要書類を持っていき、本人が申請する。

サインは当然、親権者である親がするのだが、べべちゃん本人も出向かなければいけない。

殆んどの書類は問題なく手に入るのだが、ちょっとめんどくさいのが証明写真。

なにせ、首の座ってないべべちゃんの写真を撮ってくれる写真館に行かないといけない。

うちの街では、市役所で教えてくれた。

アポの時間に市役所に行き、ほぼ待つことなく窓口へ。

必要書類をチェックしながら提出して、約30分程で完了。

出来上がったのは、予定よりちょっと遅い3週間を過ぎた頃。

SMSで出来上がりましたよと、お知らせが来たので受け取りに行った。

日本側のパスポートは、当然ながら、出生届を提出し、戸籍が登録されてから申請となる。

戸籍謄本など必要書類を在仏日本大使館に提出。

こちらは、提出時ではなく、受け取り時に本人確認が必要となる。

フランスと違ってスピーディー、一週間できっちりパスポートが出来上がるので、一週間後以降の好きな時に受け取りに行けば良い。

そして、申請時に初めて知ったパスポートの使い方。

べべちゃんのように日仏2つのパスポートを持つ場合、フランス出入国時はフランスのパスポート、日本出入国時は日本のパスポートを提示するのが正しい使い方、とのこと。

日仏両国とも3か月以内の滞在は、ビザが必要ないので、片方だけのパスポートでも実際は出入国が可能である。

が、各国のパスポートで出入国することで、それぞれの国で国籍を持っての入国となり、国籍保有者のみが可能なことを行うことができる、ということだそうな。



フランスパスポート必要書類
・証明写真1枚
・3か月以内の出生証明書
・Livret de famille
・住居証明書(EDF請求書など、当然べべちゃん名義ではなく親名義)
・17ユーロの収入印紙
・親権者の身分証明書


日本パスポート必要書類

・大使館窓口にある旅券発給申請書
・6か月以内の戸籍謄本(抄本)
・証明写真1枚
・親権者の身分証明書(滞在許可証)
・フランスの出生証明書(Acte de naissance)


ベビーベット - Coucou!

うちのべべちゃんのベビーベットには、ちょっとした年期が入っている。

相方が使ってただけではなく、相方のおばあちゃんが使っていたもの。

正確に言うと、おばあちゃんのお姉さんが生まれた時に、作られたもの。

ということで、なんと90年もののベビーベット!

作りが古いだけあって、今どきのベットより頑丈な作り。

そのベットに、相方パパが部屋に合わせたペンキの塗り直しをしてくれた。

ベットサイズは今の標準サイズよりちょっと小さいので、マットはサイズを指定して注文。

ほとんどの赤ちゃん用品のお店で対応してくれるそうな。

シーツはさすがにサイズがないので、標準サイズで対応。

あとはベットガードを付けて準備完了。

病院から家に戻ってきたその日から、べべちゃんは基本的に夜はこのベットで一人で寝ている。

親と一緒に寝る癖がついた後に一人にさせるよりは、最初っから一人で寝かした方がべべちゃんにとって良い、という考え方。

川の字になって寝る日本人には、びっくりされることもあるけど。

どちらがいいというよりは、考え方の違い。

ともあれ、今ではこのベットで一人でねんねしてくれて、ほとんど夜中に起きることはない。


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出生届け - Coucou!

べべちゃんの誕生後、まず行う事務手続きはDéclaration de Naissance(出生届の提出)。 
 
提出は、出生の翌日から3日以内に出生地の市町村役所にて行う。 
 
届け出は、父親、または産婦人科医、助産師、または出産の立会人によって行うことができる。 
  
必要なものは、病院でもらった出生証明書とLivret de famille(家族手帳)。 
 
うちのべべちゃんは、アントニーの病院で生まれたので、届け出はアントニーの市役所。 
 
まずは市役所にTELをしてアポをとり、相方が出向いてDéclaration de Naissanceをおこなった。 
  
出生届はその場ですぐ作成され、Acte de naissance(出生証明書)を10枚ほどもらってきた。 
 
これは、今後セキュなど各機関へのべべちゃんの登録手続きに必要になる。
 
また、同時に持参したLivret de familleにも記載される。 
 
これで無事フランス側の出生届は完了。 
 
次は日本側への届け出。 
 
日本国外で生まれた場合は、3か月以内に出生届を提出しなければいけない。 
 
提出場所は在外公館、または本籍地の市町村役所。 
 
在仏大使館の情報をチェックすると郵送でも届け出可能ということ。 
 
なので、必要書類を取り寄せ、郵便で日本大使館に出向いて出生届を提出した。 
 
提出書類は、出生届、copie intégrale d'acte de naissance(フランスの出生証明書)とその和訳、届出人の滞在許可証。 
  
この出生届が大使館から外務省経由で本籍地の市町村役所に届くということで、実際に戸籍が出来上がるまでは約1か月とのこと。 
 
うちのべべちゃんの場合、2週間程で戸籍が出来上がっていた。 
 

入院生活 その2 - Coucou!

分娩したHopital privé d'Antonyでの入院生活、生活編。

病室は、一般病室か個室かを仮登録時に希望を出すことができる。

一般病室はセキュで完全カバーされるので自己負担なしで、個室の場合は個室料金が自己負担。

一般病室は二人部屋で、各部屋に備えられているシャワー、トイレが共有となる。

アントニーの場合、個室料金は一泊150ユーロ。

入院なんかと全く無縁だったので、そこそこのホテル並み料金にビックリしたが、さらに一泊300ユーロのVIPルームもあるそうな。

値段は張るが、個人的には断然個室派。

フランスでは、赤ちゃんに問題がなければ、分娩直後から、母子ともに同じ病室で過ごすことになる。

当然のことながら、生まれたばかりの赤ちゃんは朝夜関係なく泣くし、特に初産だと、授乳が上手くいかず、夜中に赤ちゃんが泣いていることが多々ある。

そうすると、精神的にドッと負担がかかってくるし、必死に授乳しようとしてさらに疲れる、っていう繰り返し。

赤ちゃんが2人いると、その時間が倍になるので、そう考えると二人部屋っていうのは、心身ともに休まりにくい。

また、出産後は、トイレに行く度に子宮をシャワーで流すので、それが共同っていうのは、潔癖症ってわけではないが若干抵抗がある。

私は個室が満室だったので、二人部屋を一人で使っていたが、当然、料金は個室料金。

自己負担の個室料金も、ミチュエルでカバーされている事が多いので、事前にご確認を。

私のミチュエルは、出産の場合、内容に関係なく出産一時金が支給されるので、出産関連の費用は、費用毎に払い戻しされなかった。

出産時の麻酔医の超過料金や個室料金といったカテゴリー毎には支給されず、一括で××ユーロ支給。

と、計算すると料金が全額カバーされないことが発覚!

慌てて相方のミチュエルに確認すると、上限はあるものの、個室料金、麻酔科医の超過料金など内容毎に払い戻しされるという。

そんな訳で、出産直前に慌てて相方のミチュエルにも加入した。

と、話が横道にそれたので、元へ戻して。

入院期間は、基本的に、普通分娩の場合4日で、その間、母子の医療ケアーと赤ちゃんの世話を行う。

病室には、夜中も含めて一日中、産婦人科医、助産師、看護師、小児科医、小児看護師などが行ったり来たり。

産婦人科医と小児科医は一日一回程だけど、助産師&小児看護師さんは朝、昼、晩、夜中と少なくとも4回は回診に来る。

助産師さんは、出産後の状態チェックと必要に応じて薬を配布したりとママの担当。

赤ちゃんのお世話のサポートをしてくれる小児看護師さんは、授乳を中心に日常のお世話についての指導、サポートをしてくれる。

特に授乳時は、授乳の度に、内線で連絡して病室に来てもらった。

なにせ、初めてなので何で上手くいかないのか、どうすれば良くなるのかが全く分からないので、それをサポートしてくれた。

赤ちゃんの沐浴、マッサージやおむつ替えは、共同の沐浴室で行う。

初回は小児看護師さんに指導されながら行い、後は必要に応じて、自分で沐浴室へ行き行う。

沐浴は2日に一回程度、マッサージは沐浴後など必要に応じて、とのこと。

うちのべべちゃん、初めてマッサージをした時に、あまりに気持ち良かったのか、マッサージ中にウンチをしてしまった。

このへんは、初産でなければ必要ないんだろうけおど、初産の私たちには質問が色々できて良かった。

沐浴室はママばかりかといえば、そんなことは全くなく、多いのはパパとママ一緒、というパターン。

うちも、沐浴初回は相方が行い、その後も家では基本的に相方担当。

私が沐浴デビューしたのは、かなり後で生後1か月頃だったような。。。

食事は病院食というよりは、カンティーヌ(学校や会社の食堂)のような感じで、しっかりした味付け。

朝はパン、ジャム、バター、チーズまたはヨーグルト、オレンジジュース、ホットドリンク(コーヒー、紅茶またはホットチョコレート)。

お昼よ夜は前菜、メイン、サラダ、チーズ、デザートの構成で、スープはぬるいがメインは暖かい状態で出される。

それほど美味しいものではないし、私的には味が濃すぎると思ったが、まあ、普通に食べられる。

食事の時間は、朝は8時、昼は13時、夜は7時で、朝と夜は配膳後30分くらいすると早々に下げにくる。

食事が授乳とかぶったりしてしまうと、片付けに来られても、ほとんど手も付けてない状態。

もちろんそんな時は、後で回収に来てくれるのだが、夜は下手すると翌朝まで忘れられている。

それとは逆に、昼はかなりのんびりしていて、早く下げてほしいなぁ、といった感じ。

廊下には電子レンジと給水所があり、自由に使うことができる。

総合評価としては悪くないと思うが、唯一のネックは、スタッフによって言うことが若干違うので混乱があった点。

24時間稼働している病院には、昼と夜のスタッフがいる。

さらに、私の場合、木曜日の夜遅くに出産したので、平日と週末で医療チームが異なり、助産師、看護師、小児看護師それぞれに4人いた。

初産であまり知識もなく、疲れた状態で、4者4通りの異なるアドバイスを行われるので、結構混乱してしまった。

それを除けば、分娩時の対応も良く、明るく清潔な病室だし、場所も分かりやすいのでなかなか良かったかな。

入院生活 その1 - Coucou!

分娩したHopital privé d'Antonyでの入院生活についてご紹介。

陣痛が激しくなったお昼頃、病院でもらった入院準備リストの荷物を持って車で産院に到着。

車は病院の駐車場に泊めて、平日のお昼だったので、普通に診察するように産婦人科の受付へ。

すぐに出産用の受付に回され、簡単に陣痛の始まった時間や今の状態を説明。

そのまま分娩準備室へ入り、チェックを受けた後、出産用に用意してきたTシャツに着替えて分娩室へ移動。

分娩台(ベット)に落ち着いた後は、まな板の上の鯉状態。

なされるままに各種測定器、点滴なんかをつけられて、麻酔科医に下半身麻酔をされる。

下半身麻酔は、針を刺す部分に、部分麻酔を打たれるので、痛みはほぼなし。

麻酔した後は、常時陣痛の状態をモニタリングされており、定期的に助産婦さんがチェックに来るのみで、部屋には私と相方のみなので、意外とリラックス。

痛みも治まってくると、前日の夕食以降は何も食べてないので、お腹が減ってきた。

陣痛のある程度の段階までは、水とリンゴジュースなら飲んでもいいということなので、地階にある病院のカフェでりんごジュースを買ってきてもう。

長時間なので、相方も、助産婦さんに適当なタイミングを促されて、昼食と夕食を食べに出かける、といった感じ。

出産前は、病院ではどういう風にするのか、手続きはどうしないといけないのか、などなど色々想像してみたりもしたけど、当日は、特に何も考えることもなく、病院関係者の人たちに身を任せるって感じ。

病院到着から出産まで、ホイホイと水が流れるように、っていったら大げさだけど、何も考えることなく、受付→分娩準備室→分娩室→陣痛→出産と進んでいった。

入院手続きは、陣痛の合間に相方が用意しておいた書類を渡して行った。

麻酔は、痛みがひどい場合はボタンを押して自分で追加できる。

といっても量はいくらでも入れれるわけではないので、それでも我慢できない場合は、麻酔科医を呼んで追加。

陣痛中に何回か聞きかれたけど、麻酔を追加してーってくらい痛かったのは、出産開始の1時間前くらいかな。

その頃から少しずつ痛くなってきたけど、それでもべべちゃんの頭が出てきた時との痛みには比較にならない!

痛いは、呼吸法が変だったからか喉が渇いて喉が痛いことといったら!

それでも、助産師さんの掛け声とともに、いきむこと約30分、べべちゃんが無事誕生!

ささっと看護師さんに連れられて、相方と一緒に隣室へ行ったべべちゃん。

綺麗に洗われて洋服を着せられて戻ってきた。

戻ってすぐ胸の上に置かれたべべちゃんは、おっぱいにかぶりついて初乳を飲み始める。

ついさっきまでお腹にいたべべちゃんが今腕の中にいるなんて、なんだか不思議だなぁ、なんてぼーっとした頭で考えていた。

と、その間に、胎盤排出、それから会陰が少し避けてしまったので縫合をされた。

全てが終わって、べべちゃんを抱っこして車椅子に乗せられて病室へ移動したのは病院に到着してから13時間ちょっと経った頃。

助産師さんや看護師さんのチェック、説明を受けて、べべちゃんを横に夕食を食べて、やっと就寝。

最初の陣痛開始から考えると19時間弱、長い一日の終了。



【必要書類リスト】
carte d'identité (身分証明書)
carte Vitale ou attestation (カルトヴィタルまたはセキュ加入証明書)
carte de mutuelle et attestation de mutuelle (ミチュエルカード、証明書)
attestation CMU (CMU権利がある場合はその証明書)
attestation AME (AME権利がある場合はその証明書)
carnet de maternité pour les assurées de la RAM (RAM受給者は妊娠手帳)
justificatif de domicile (住居証明書)
chèque de caution de 300 EUR (保証金300ユーロの小切手)
chèque de caution de 3 000 EUR pour les non-assurées sociales (セキュに加入してない場合は保証金3000ユーロの小切手)
fiche de désignation de la personne de confiance (信任者指名書)


【入院準備リスト】
--- 赤ちゃん用 ---
出産当日
〇1 sous-vêtement (下着)
〇1 paire de chaussettes ou chaussons (靴下、またはルームシューズ)
〇1 grenouillère (パジャマ)
〇1 bonnet (帽子)
〇1 serviette de bain (バスタオル・・・お風呂用なので出産当日は必要なし)
〇1 thermomètre digita (赤ちゃん用の先の柔らかい電子体温計・・・薬局スーパーなどで購入可、出産当日は必要なし)
〇1 brassière en laine (ウールのカーディガン・・・ウール以外でもOK)

入院中
△6 chemises ou bodies en coton (コットンの下着)
△6 grenouillères (パジャマ)
×2 paires de chaussons ou chaussettes (靴下、またはルームシューズ・・・あまり使わなかったので一組あれば十分)
〇1 turbulette ou gigoteuse (スリーパー)
△3 serviettes éponge (タオル・・・おむつ替え用)
×1 peigne (くし・・・全く必要なし)
×1 brosse à cheveux (ヘアーブラシ・・・全く必要なし)
〇1 paquet de changes complets (おむつ)
×huile de massage bébé (sans amande douce) (マッサージオイル、スイートアーモンドなし・・・産院で準備されていたので必要なし)

--- ママ用 ---
出産当日
〇1 grand T-shirt (大きめのTシャツ)
〇1 slip en filet (使い捨てショーツ・・・個人的にはNUKがおススメ)
〇1 paire de petites chaussettes (小さめの靴下)
〇1 peignoir (バスローブ)
〇1 paire de chaussons (スリッパ)
〇1 brumisateur (ミネラルウォータースプレー・・・AveneEvian、Vittelなど)

入院中
〇pyjamas ou chemises de nuit (manches larges) (袖幅広めのパジャマ)
×robe de chambre (ルームガウン)
〇nécessaire de toilette (洗面用品)
〇paquets de slips en filet (使い捨てショーツ)
〇serviettes hygiéniques (生理用またはお産用ナプキン・・・クラシックの夜用タイプがおススメ)
×thermomètre électronique (電子体温計)
〇gants et serviettes de toilettes (バスタオル、手袋)

授乳する場合
△2 soutiens gorge d'allaitement (授乳用ブラジャー)
△〇1 paire de recueil lait (ニップルフォーマーなどシリコン製カップ・・・あると便利)
〇coussinets d'allaitement (母乳パッド・・・個人的には使い捨てでないタイプが〇)
△×1 tube de crème Lansinoh ou Teinture Mère (乳頭保護クリーム・・・インターネット、薬局で購入可能)
△〇1 coussin d'allaitement (授乳クッション・・・あると非常に便利)

〇 必要
△ 必要、ただし数量は必要に応じて
△〇 なくてもOKだが、個人的には必要
△× なくてもOKで、個人的にも必要なし
× 必要なし

新年明けましておめでとうございます - Coucou!

って言っても、もう1月も終わろうとしてる。。。

なんだか毎日があーっという間で、気が付けばもう1月も終わり。

10月に仕事復帰してからは、本当に一日が瞬く間に過ぎて行く。

託児所デビュー、卒乳、離乳食、発熱デビューなど色々な出来事がありつつも、ブログは更新できてない状態が続くことかれこれ。

子育てしながらブログをしっかり更新しているママさん&パパさんは凄い!

という訳で、これからもボチボチ更新していけたらな、と思いつつ。

今年も皆さんにとって良い年でありますように。


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母親学級 - Coucou!

フランスでの母親学級についてちょっとご紹介。

フランス語ではCours de préparation à l'accouchement。

助産師さんが行う出産と赤ちゃんの世話について説明を受ける教室。

もちろん、母親だけでなく父親も一緒に参加可能で、最近はこの傾向がどんどん高まっているよう。

Déclaration de grossesseを行うと、居住地区から母親学級のスケジュールと助産婦さんの連絡先が送付されてくる。

また、分娩予定の病院でも母親学級について紹介してもらえる。

私は、病院から紹介された母親学級に参加した。

母親学級をスタートする時期は、セキュの予定表には5か月目くらいからとされているが、自分で好きな時期に、好きなタイミングでとればOK。

私は産休ちょっと前に助産師さんと個人面談を行い、母親学級は産休が始まってからスタートした。

母親学級は個人か5、6人の小グループで行われるので、どちらかを自分で選択して参加できる。

個人面談と、7回の母親学級は基本的にセキュにて100%カバーされ、それ以上は自己負担となる(*)。

私の行っている母親学級は毎回1時間から1時間半、10回の講座が用意されている。

そのうち幾つかはダブルだったりするので、全てとる必要はなく自分の必要なものを選べばよい。

私は、基本的にグループ講習に参加したけど、だいたい半分はカップルで参加という感じ。

うちも相方が張り切って参加しているので、全講習二人で参加した。

一度は予約した受講がキャンセルになり、別の日に予約したら、朝一の講習は空きがないので午後2時から。

一人で行けばいいだろうと思っていたら相方から猛烈なクレーム(笑)。

再度予約を取り直そうとしたけど、グループ講習は出産前には開きがないので、結局個人講習を予約した。

私の場合、前もってあまり知識を入れてなかったので、知らないことがいっぱいあって母親学級はなかなか役に立った。

特に、色んな人に聞いたことや、素朴な疑問など色々質問もできるのが良かった。

また、陣痛や分娩時の呼吸法や体勢についての説明と実践も、効果的。

フランスで一般的なんだと思うけど、私の分娩する病院は分娩台の上でのフリースタイル出産なので、自分の好きな体勢を選択できる。

といっても、もちろ分娩時の体勢なんて知らないので、母親学級でいくつかのポーズの説明を受けて、実際にやってみる。

いきみ方を練習したときは、こんなに疲れるものとは!とびっくり。

あとは、参考になるサイトや本なんかも教えてもらい、とにかく家で色々試して自分に合った(自分が楽な)体勢を見つけましょう、と。

実際の出産には、そんなことを考える余裕はなく、自然に助産師さんに促された体勢だったけど。

ただ、出産前に家で呼吸方法を試すだけで、単純な私は気分的に余裕ができたので、それだけでも効果ありかも。


以下、私の受けた母親学級の内容。

1) Premiers signes pour le départ à la maternité
病院へ行く最初のサイン

2) Théorie du travail, de l'accouchement; de la délivrance
出産(陣痛、分娩、胎盤娩出)についての流れ

3) Pratique du travail et respiration
陣痛時の体勢とと呼吸法の実践

4) Pratique de la mise au monde
分娩時の体勢と呼吸法の実践

5) Allaitement maternel
母乳について

6) Les suites de couches et le retour à la maison
出産後について

7) Les bébés: les soins, les pleurs, le sommeil
赤ちゃんについて(お世話、泣き方、睡眠など)

(*)セキュで100%カバーされない場合もあるので、詳しくは、事前に問い合わせを。

出産 - Coucou!

遅ればせながら、5月末に無事出産しました。

当日は夜中に陣痛が始まった、と思ったら1時間くらいで終了。

なんだ、と思って寝ていたら朝6時くらいから本格的に再スタート。

横になったり、座ったり、お風呂に入ったりしながら陣痛をやり過ごしていたけど、だんだん痛みが強くなってきた。

それでも、これくらいで病院に行っても戻されるんじゃないかなぁ、と11時半ころまで耐えてたけど、さすがに限界。

相方に連れられて病院に到着したけど、駐車場から受付まで歩くのも大変なくらい。

相方につかまりながらヨロヨロ受付に着いたら、すぐに分娩準備室へ。

子宮が5cmも開いてますよ、初めてでよくここまで我慢できましたね、とは助産婦さんのお言葉。

そのまま、準備室から分娩室に移されて、早々に麻酔をしてもらう。

と、一気に痛みから解放され、落ち着いた。

そこからは、長いながらも麻酔のおかげで、約10時間の陣痛を体力をあまり消耗せずに堪えられた。

それでも、出産直前1時間くらいは、麻酔の量を増やしたけど痛かった、痛かった!

出産自体に要した時間は30分程。

このうち、95%はベベの頭が出始めてから出てくるまでだったのでは。

頭がでるまではそれでもまだよかったが、頭が出始めてから出てくるまでが痛いのなんの!!

ただ、この大きな頭が出た後は、ビックリするくらいスルリと出てきた、とは立ち会った相方の言葉。

痛かったけど、生まれてきたべべを見た時にはじーんとするものがあり。

初めて胸に抱いたときは、不思議なホカホカする気持ちになった。

なんやかんやで、病室に戻ったのは夜中の12時頃で、看護師さんチェックを受け、簡単に夕食を食べて就寝したのが1時半頃。

長い長い記念すべき一日が終わって、病室の私のベットの横で、べべがスヤスヤと眠っている。

無事に生まれてきてくれてありがとう。

9か月の妊娠中、そして今日この長い一日に立ち会ってサポートしてくれた相方にも感謝、感謝。



bb


ベビールーム - Coucou!

もうすぐ生まれるべべちゃんを迎える準備。

今まで空き部屋だった部屋をベビールームにリフォーム。

まずはフローリングのニスの塗り直し。

部屋にある家具を全部出して、フローリングにやすり掛けする。

もちろん、やすりをかけた後は綺麗に掃除して、その後やっとニスの塗り。

一回塗ると乾くのに24時間かかる。

で、ニスは4度!重ね塗りしたので、計一週間のお仕事。

それから壁のペンキの塗り直し。

真っ白だったのを、多少は子供部屋らしくということで、まずはペンキ選び。

これも何回もお店に行って悩んだこと!

微妙の思っていると違ったり、お店のサンプルだと分かり難かったり。。。

ペンキ塗りも、まずは下準備からスタート。

軽く壁にやすりをかけて、壁の小さな凸凹を修正。

電気のコンセントなどを外して、床や境目にマスキングテープを張って、いよいよペンキ塗り。

下半分が淡いパープルで、上半分は白なので、ベースの白を塗り直し。

これはもともと白だったので、1回塗り。

それから、下半分にパープルのペンキを3回重ね塗り。

それが完全にかわいたら、仕上げにテンプレートで飾りつけ。

プラスチック製シートには接着剤がついているので、まずはこれを壁に貼る。

その上を小さなローラーではみ出さないようにペンキを塗ってシートをゆっくりはがす、の繰り返し

それにしても、こうやってレジュメを書くとサクサクと簡単そうだけど、そうでもない。

何より全部手作業なので、時間がかかるし。

ありがたいことに、相方はDIYを普通にこなす。

DIYをしていると思いがけないトラブルがつき物だけど、それも辛抱強く解決していく。

いやいや、ホント大したものだ。



chambre

レストラン パリ Kei - Coucou!

パリ1区、商工会議所近くのレストランKeiに行って来た。

いつも行くレストランより、ちょいとレベルUP。

産休の恩恵、プラス相方もお休みだったので、お夜よりグッとお得なランチへ行って来た。

お店は白とグレーを基調にした落ち着いた雰囲気。

隣を気にすることなく、ゆったりと食事を楽しむことができる。

メニューはComposition1と2というのがあって、内容はシェフにお任せで、メインのみ選択できる。

その為か、電話で予約の際に、食べれない物を聞かれるし、その場でも再度確認された。

1と2の違いは、1はメインを含めて計5皿+デザート、2は計7皿+デザートという構成だそう。

妊娠してからすぐにお腹いっぱいになるので、選んだのは45ユーロのComposition1。

この日のメインは、St Pierre(マトウダイ)のムニエルか、Poitrine de Porc(豚の胸肉)のグリル。

サービスの人の説明に惹かれて、二人とも豚肉にした。

どのお皿も、まずは見た目で楽しめるし、なかなか美味しかった。

クラシックなフレンチというよりは、ヌーベルフレンチというのか、どれも軽いスパイスが聞いていて、Sucré et Salé(甘&塩)の組み合わせという印象。

個人的には、もうちょっと薄味の方が嬉しいけど、フランス人向けにはこんなもんかな。

ミシュランの一つ星というのもあって期待があったせいか、イマイチ感動というのが薄かった。

もちろん、どれも美味しかったので、念のため。

また、サービスのタイミングやどの品もサービスされた時の温度は素晴らしかった。

サービススタッフには日本人の人が2人いるので、日本語で説明してもらえる。

フランスでよく言うQualité-Prix(質と値段)、期待(先入観)があると、そのレベルで考えちゃうのでしょうがない。

それから、もう一つは、個人的な基準のトイレ(笑)。

トイレに行く階段も含めて、もうちょっと手入れが行き届いてほしかったかな。

もちろん、清潔だし普通のレストランなら不満はないけど、もう少しピカピカでもよかったかも。



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一品目は今が旬、グリンピースのポタージュ。
グリンピースの味がしっかりして美味しい。


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二品目もこれまた旬のグリーンアスパラのベニエ。
柔らかすぎず硬すぎず、端から端まで美味しくいただけた。


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三品目は、林檎ゼリーがアクセントのフォアグラ。
林檎のゼリー(緑の部分)とメレンゲがアクセントになって面白い。


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四品目は、温泉卵にトマトベースのムースのせ。
トマトムーズが、もうちょっと柔らかい薄味だと良かったかなぁ。。


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メインは豚の胸肉のグリルとパルメザンチーズのクリームコロッケ。
トロットした豚肉とスパイスが、ちょっと角煮を思わせる。


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ホワイトチョコのムース、サブレの塩キャラメルソース添え、パッションフルーツボール。
ムースとシトラスのジュレの組み合わせはGood。


Restaurant KEI
5 Rue Coq Héron  Paris01
営業時間 火-土 ランチ&ディナー

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