母親学級

フランスでの母親学級についてちょっとご紹介。

フランス語ではCours de préparation à l'accouchement。

助産師さんが行う出産と赤ちゃんの世話について説明を受ける教室。

もちろん、母親だけでなく父親も一緒に参加可能で、最近はこの傾向がどんどん高まっているよう。

Déclaration de grossesseを行うと、居住地区から母親学級のスケジュールと助産婦さんの連絡先が送付されてくる。

また、分娩予定の病院でも母親学級について紹介してもらえる。

私は、病院から紹介された母親学級に参加した。

母親学級をスタートする時期は、セキュの予定表には5か月目くらいからとされているが、自分で好きな時期に、好きなタイミングでとればOK。

私は産休ちょっと前に助産師さんと個人面談を行い、母親学級は産休が始まってからスタートした。

母親学級は個人か5、6人の小グループで行われるので、どちらかを自分で選択して参加できる。

個人面談と、7回の母親学級は基本的にセキュにて100%カバーされ、それ以上は自己負担となる(*)。

私の行っている母親学級は毎回1時間から1時間半、10回の講座が用意されている。

そのうち幾つかはダブルだったりするので、全てとる必要はなく自分の必要なものを選べばよい。

私は、基本的にグループ講習に参加したけど、だいたい半分はカップルで参加という感じ。

うちも相方が張り切って参加しているので、全講習二人で参加した。

一度は予約した受講がキャンセルになり、別の日に予約したら、朝一の講習は空きがないので午後2時から。

一人で行けばいいだろうと思っていたら相方から猛烈なクレーム(笑)。

再度予約を取り直そうとしたけど、グループ講習は出産前には開きがないので、結局個人講習を予約した。

私の場合、前もってあまり知識を入れてなかったので、知らないことがいっぱいあって母親学級はなかなか役に立った。

特に、色んな人に聞いたことや、素朴な疑問など色々質問もできるのが良かった。

また、陣痛や分娩時の呼吸法や体勢についての説明と実践も、効果的。

フランスで一般的なんだと思うけど、私の分娩する病院は分娩台の上でのフリースタイル出産なので、自分の好きな体勢を選択できる。

といっても、もちろ分娩時の体勢なんて知らないので、母親学級でいくつかのポーズの説明を受けて、実際にやってみる。

いきみ方を練習したときは、こんなに疲れるものとは!とびっくり。

あとは、参考になるサイトや本なんかも教えてもらい、とにかく家で色々試して自分に合った(自分が楽な)体勢を見つけましょう、と。

実際の出産には、そんなことを考える余裕はなく、自然に助産師さんに促された体勢だったけど。

ただ、出産前に家で呼吸方法を試すだけで、単純な私は気分的に余裕ができたので、それだけでも効果ありかも。


以下、私の受けた母親学級の内容。

1) Premiers signes pour le départ à la maternité
病院へ行く最初のサイン

2) Théorie du travail, de l'accouchement; de la délivrance
出産(陣痛、分娩、胎盤娩出)についての流れ

3) Pratique du travail et respiration
陣痛時の体勢とと呼吸法の実践

4) Pratique de la mise au monde
分娩時の体勢と呼吸法の実践

5) Allaitement maternel
母乳について

6) Les suites de couches et le retour à la maison
出産後について

7) Les bébés: les soins, les pleurs, le sommeil
赤ちゃんについて(お世話、泣き方、睡眠など)

(*)セキュで100%カバーされない場合もあるので、詳しくは、事前に問い合わせを。

この記事について

このページは、こたるが 8 septembre 2013 15h37に書いた記事です。

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