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決算

やっと終わった、というか既に終わった決算。

転職したのが日系のグループ企業なので、決算時期も日本同様に3月末。

4月に入って一週間で、数値も確定して、大量の月次&年次レポートも提出済み。

このスケジュールは、量的というより時間的に、かなーりハードだった。

日本ではこんなことをしてたよなぁ、と日本で締め作業してた時のことを思い出した。

しかも、支払の締めや、月次、四半期、半期、本決算と頻度が多かった。

フランスの環境になれた今じゃ、こんな感じでは働けないなぁ。。。

それにしても、このスピーディーなスケジュールは本当に日本的だと思う。

フランスの場合、決算日から決算書類提出日まで3カ月あるので、もっとスロー。

銀行からの明細や残高証明も期限に間にあわないので、催促してメールで送ってもらう。

さてさて、月初でしっかり働いた分、来週からは労働時間調整、ちょっとスローダウンしなきゃ。



社員食堂

転職して大きく変わったのがランチ生活。

パリ市内に通勤していた時は、基本的に外食。

通称チケレスと呼ばれる、加盟店であればどこでも使えるレストラン用金券を使って、気のむまま好きなレストランやカフェへ。

このチケレスは、一般的には、額面金額の約半分(50-60%)を会社が負担する。

ただし、額面金額や負担率は会社が決めるので、金額は会社によって全く違う。

好きなものを食べれるのはありがたいが、私の場合、額面が低かったので、毎食の出費が痛かった。

新しい職場は、カンティーヌと呼ばれる社員食堂があるが、近所に、徒歩でプラリと食べに行けるようなレストランやカフェがない。

社員食堂では、デザート付きで3ユーロ前後と、ランチ代は以前の半分以下。

この節約はかなりありがたいのだが、やはり、レストランで好きなものを食べるのとは違う。

選択肢は、メインが毎日3-5種類に、サラダバー、前菜、デザートなどそこそこある。

味の方は、まずくもなければ美味しくもない、といったところ。

どちらがいいとは一概には言えないが、やっぱり、たまには好きなものをブラリと食べに行きたくなる。


転職

何かとバタバタする年末年始を狙った訳ではないんだけど、転職をした。

アルバイトも入れると、フランスに来て3つ目の職場。

職種は基本的に同じく経理だけど、小さな会社なので管理事務なんかも行う。

その辺は、ある意味、以前と同じ。

変わったのは、給与計算が外注になったので、人事部門の比率が大いに減った。

就業環境も大いに変わって、経理は一人。

また会社の規模やカラーが全然違うので、仕事の内容のベースが同じでも、やり方が異なる。

そして何よりも大きな変化、というか壁は、英語。

今までとはうってかわって、会計ソフトも英語。

言葉が違っても基本は同じなので、単語さえ理解してしまえば処理には問題ない。

ただ、ソフトの使い方自体をマスターするのはひと苦労。

使ったことないソフトな上に、今までと違いかなり複雑なモジュール。

おまけに、引き継ぎ期間が短かったので、慣れるまではかなり大変だった。

と過去形にしているが、まだまだ未知の部分があるので、これからもマスターすべきことがまだまだあるんだろうなぁ。

ただ、こちらは経理分野なのでまだいいのだが、問題はコミュニケーション。

社内はフランス語と日本語でOKだけど、社外とのやり取りで、英語が必要になることも。

といっても、今の所はメールが大半なんでなんとかなっている。

が、たまに電話や会議なんかがあると、撃沈。

理解もアップアップだが、それ以上に、恐ろしい程、話すことができない。

10数年ぶりに、英語なぞを始めてみた。

と、英語話は少し横に置いて、フランスの求職活動について。

私が常に思うのは、就職も出会いであるということ。

自分の能力と求めるもの、会社の求めるものが一致して初めて就職につながる。

これがアンバランスであれば、当然、就職には結びつかない。

アピール方法の良し悪しは多少有ると思うが、基本は両者の求めるものが一致すること。

日本人がフランスで仕事を見つけるには、日本人であることを活かすか、フランス人並みの資格を持つこと。

同じ資格、能力の外国人とフランス人がいた場合、大抵の場合、フランス人の方が有利。

その面から、日本(外国)人であることに付加価値を置ける求人の方が、就職につながる確立はUPする。

手に職があれば強いが、そうでなくても、何かしらアピールできるものをもっていること。

アピールの第一歩は、履歴書と志望動機書。

もちろんメールで送付する場合は、メール本文も。

個人的には、ミスをしないこと、シンプルで読みやすいレイアウトであること、に気を付けている。

人事のスペシャリストでもなんでもないけど、過去に何件か候補者の選択をした感想からすると、履歴書や志望動機書には人柄がでている。

使い回しっぽいものや、本人が書いてなさそうなものなど、なんとなく分かる。

履歴書は、求人内容に合わせて、内容を見直し、手直しを入れる。

そしてもちろん、『読んでもらうこと』を前提に書くこと。

あとは、まめに求人情報をチェックし、出会いのチャンスをUPする。

求職中であることを回りにアピールしておくことも、情報を得るチャンスを広げてくれる。

そして何より、条件の合う求人を、焦らず根気よく探し続ける。

正攻法だけど、これしかないんだな。

以下、求職活動お役立ちサイトのメジャーどころをご紹介。

この他にも、日本、フランスのサイトで、フランスの日本人向け求人がちょこちょこあるので、Googleなどにキーワードを入れて探すのもあり。

OVNI
言わずもがな、求職情報が満載。
紙版よりもインターネットの方が、更新が早いようです。

フランスニュースダイジェスト
こちらも王道。
ここ数年、圧倒的にOVNIより件数が少ないよう。

在仏日本商工会議所
件数は少ないけど、専門的なポストの求人率が高い。

Monster.fr
フランスのメジャー求人サイト。

POLE EMPLOI
フランス版ハローワーク。
極々たまーに日本人ポストがある。

企業研修

只今、うちの部署でStagiaire(研修生)を受け入れている。

BEP(職業教育免状)を準備している高校生で、1ヶ月間受け入れることになった。

そんな訳で、この機会にStage(企業研修・インターンシップ)について現状を紹介。

ここ数年、フランスでは研修生の悪用が大きな問題として取り上げられている。

というのも、研修というのは、企業側にとってお金がかからないオイシイ話。

研修生は社員ではないので、給与を支払う必要がない

3ヶ月以上の場合、一定額以上の研修手当てを支払うことが義務付けられている。

が、この金額自体がそもそもとても安い。

この最低水準だと社会保険などもかからないので、企業は安い費用で人手が確保できる。

という感じで、研修という名目で延々とタダ同様で学生を使っていることが問題になっている。

スト&デモ王国なフランスでは、それに対して研修生のデモ行進が年に数回程度行われる。

先頃、研修規定が見直され、期限や手当てについて制限をつけるようになった。

が、それでもまだ不十分といったところだろう。

そもそも、研修生は社員ではないので、社員の代用としてポストにつかせてはならない

研修は、学んだことを実践で生かす、社会経験を積むために行われるから。

が、現実は、そんな制度を利用して、安い労働力確保の手段として使われていたりする。

といっても、社内インフラが整ってなく、人手不足でフル回転している我が社。

そんな中小企業には、それほどオイシイ話ではない。

大企業のように膨大な同一作業があるわけではなく、流動的な仕事があれこれ降ってくる。

そんな中、研修生の労働力とお世話する労力を比較すると、負担の方が大きくなる。

という訳で、正直、知り合いから頼まれて、しょうがなく受けるという感じなのだ(ーー;)

ちなみに、ちょっと話は横道にそれて、少し前のお話。

学生が労働許可証を取得せずアルバイトできるようになって約1年。

それ以前に当校に登録するとアルバイトできますという謳い文句で学生をよんでいた学校。

そのうちの一つが、この研修制度を利用したものだったことは、言うまでもない。


**********

義務
三者間(学生、企業、学校)の研修協定書の締結
3ヶ月以上の場合、研修手当ての支給

期間
週35時間以下、最長6ヶ月(更新も含む)

研修手当て
3ヶ月以上の場合は、Plafond de SS(保険料算定限度額)の12.5%以上
これにはチケレスなど現物支給も含む
いずれにせよ、研修協定書の記載すること

社会保険
研修手当てがPlafond(保険料算定限度額)の12.5%以内であれば、全額免除
それ以上の場合、その枠を超えた部分の社会保険料の支払が必要となる


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