octobre 2010アーカイブ

シチリア島 出発

この夏は仕事がとっても忙しかったので、バカンスも遅れて9月末に出発。

バカンスから戻ってからも慌ただしかったので、遅ればせながらのアップです。

9月末に泳げる近場、ということで、今回はイタリアのシシリア島に行ってきた。

が、出だしからあまりよくないスタート。

出発はスト翌日なこともあって、運悪く飛行機の出発が2時間遅れ。

しかも、ミラノで乗り換えがあったのだが、この予定していた便も間に合わず。

幸いミラノとシシリアのカターニア空港は一日複数便ありので、予定の次の便に搭乗。

無事にカターニア空港に到着したのだが、待っても待ってもスーツケースが来ない。

人生初のロストバゲージも、ま、イタリアだから、という理由で納得できてしまう。

ロストバゲージ、クレーム専門窓口に行って事情を説明。

この後は、Isole Eolie(エオリエ諸島)のVulcano(ヴルカーノ)で2泊すると伝えると、荷物が行き違いになるかもしれないから、その後に泊まるTaormina(タオルミナ)のホテルに送ると。

幸いスーツケースとは別にリュックを持って行っていて、洋服は持っていたから不幸中の幸い。

が、水着や洗面用具、歯ブラシや化粧品、おまけに下着もない!!!

諦めきれずに、2時間後に到着する飛行機とともにスーツケースが届くかもと淡い期待を抱き、待ってみたものの、やはり期待はずれ。。。

船の時間もあるので、空港からレンタカーを1時間半程走らせ、Milazzo(ミラッツォ)へ。

出発前に探しておいた駐車場Garage delle Isoleに車を預けて、駐車場の送迎車で港へ直行。

港で切符を買って、ちょっと時間があったので、近くの薬局で歯ブラシと歯磨き粉を購入。

最終便に乗って無事ヴォルカーノへ到着、したが、既に真っ暗。

おまけに雨まで降り出す始末。

港にはホテルの送迎車が向かいに来てくれたので良かったが、ホテルに着いたのは夜の9時前。

散々な日の最後に舞い込んだ小さな幸運は、ホテルの部屋はアップグレード。

とにかくお腹も空いたので、フロントでレストランを予約してもらい、ようやく食事にありついて一息。

いやはや、波乱万丈のスタート。

夜はシャワーを浴びて、そのまま広ーいベットへばたんキュー。

深ーい深ーい眠りに着いた。

Locationdevoiture.fr
レンタカー(Fiat500) 258.74ユーロ/10日

Garage delle Isole
駐車代 10ユーロ/一泊

Ustica Lines
高速船(Millazo - Vulcano) 片道40分 13.90ユーロ

Jouy en Josas

気温もぐんと下がって、秋真っただ中のお散歩。

今回は、家から車で15分程のJouy en Josasにある森へ。

RER C線のPetit Jouy Les Loges駅を出てすぐ脇にある森の入口。

なだらかな坂道を登ってお散歩。

栗の木が沢山あるので、季節がら、沢山の栗が落ちている。

歩いていると、ガサガサと栗の落ちる音がしたりして、きょろきょろ。

と思えば、いたるところキノコが顔お出していて、これまた興味津津。

食べられそうもないものだけど、ひょっこりと顔を出すキノコを見つけるたびに大喜び。

ここのお散歩は、結構楽しいかもしれない。

風邪をひいてたので、3キロ程のミニコースにしたけど、今度はもっと長距離コースに出向きたい。



Jouy01



Jouy02



Jouy03



ストと年金改革

ご無沙汰です。

この夏は色々あって、なんだかあっという間に過ぎてしまった。

そして、只今、フランスは木枯らしの吹く中、ストの真っただ中。

年金改革を推し進めようとする政府に、各労組が反発。

いつも通りの交通機関のストも、今回は無期限ストになり、かれこれ一週間続いている。

パリ市内は初日以外はほぼ影響はないものの、郊外組みの私はいまだストの影響下。

それでも、最初の数日を除いては、出勤出来る程度の目減り運転までに回復したので、少し早起きして対応。

今回はさらに、既に3週間近く続いている石油精製所のストの影響で、ガソリン不足の懸念が拡大。

報道がさらに拍車をかけるため、ガソリンスタンドには大行列となっている。

なぜって、今回は、年金改革、受給年齢引き上げだけあって、反応も過激。

特に、高校生が抗議活動に参加し、一部地域では暴動化し、警察と衝突。

大騒ぎになっているのだが、騒ぎだけが拡大して、肝心の改革の討議はどうなっているんだか。

現在のフランスの年金制度では、60歳で定年を迎えることができる。

ただし、満額受給される為には、160四半期(40年)の保険支払い期間が必要となり、60歳時点でこれを満たさない場合は、その期間に応じた支給率が適応される。

もしくは、65歳になった時点で満額受給資格が得られるので、支払期間を満たさない場合は、65歳になって初めて満額受給される。

例えば、20歳から途切れなく働いた場合、60歳で定年退職し、満額受給することができる。

が、23歳で働き始めた場合は、途切れなく働いたとしても、満額受給資格がえられるのは63歳で、60歳で定年した場合は、満額受給できない。

この定年開始年齢を62歳に変更しようというのが、今回の大筋。

当然、支払期間も延長される為、満額受給する年齢も、67歳に引き上がるということ。

当然のことながら、そんな年齢まで働けるか!という強烈な反発をうけているわけで。

確かにフランスの失業問題、年齢層は若年層とともにシニアにも重くのしかかっている。

定年開始を引き延ばした所で、会社がシニア層の雇用を維持できるのかという問題はある。

が、一方で、平均寿命の上昇と、少子化による高齢化社会に、現在の年金制度では対応できなくなっているのは事実。

保険支払い期間も、支払い額も、受給金額も現状維持、なんて出来るわけがない。

世代間扶養する今のシステムの破綻を直視しないと、お祭り騒ぎで、問題を先延ばしして終わってしまいそう。

とにかく、何かあったら、まずはスト、というのは何とかしてほしいものだが、スト好きなこの国では無理だろうなぁ。

あぁ、いつになったら交通機関が完全復旧するのかなぁ。

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