janvier 2014アーカイブ

入院生活 その2

分娩したHopital privé d'Antonyでの入院生活、生活編。

病室は、一般病室か個室かを仮登録時に希望を出すことができる。

一般病室はセキュで完全カバーされるので自己負担なしで、個室の場合は個室料金が自己負担。

一般病室は二人部屋で、各部屋に備えられているシャワー、トイレが共有となる。

アントニーの場合、個室料金は一泊150ユーロ。

入院なんかと全く無縁だったので、そこそこのホテル並み料金にビックリしたが、さらに一泊300ユーロのVIPルームもあるそうな。

値段は張るが、個人的には断然個室派。

フランスでは、赤ちゃんに問題がなければ、分娩直後から、母子ともに同じ病室で過ごすことになる。

当然のことながら、生まれたばかりの赤ちゃんは朝夜関係なく泣くし、特に初産だと、授乳が上手くいかず、夜中に赤ちゃんが泣いていることが多々ある。

そうすると、精神的にドッと負担がかかってくるし、必死に授乳しようとしてさらに疲れる、っていう繰り返し。

赤ちゃんが2人いると、その時間が倍になるので、そう考えると二人部屋っていうのは、心身ともに休まりにくい。

また、出産後は、トイレに行く度に子宮をシャワーで流すので、それが共同っていうのは、潔癖症ってわけではないが若干抵抗がある。

私は個室が満室だったので、二人部屋を一人で使っていたが、当然、料金は個室料金。

自己負担の個室料金も、ミチュエルでカバーされている事が多いので、事前にご確認を。

私のミチュエルは、出産の場合、内容に関係なく出産一時金が支給されるので、出産関連の費用は、費用毎に払い戻しされなかった。

出産時の麻酔医の超過料金や個室料金といったカテゴリー毎には支給されず、一括で××ユーロ支給。

と、計算すると料金が全額カバーされないことが発覚!

慌てて相方のミチュエルに確認すると、上限はあるものの、個室料金、麻酔科医の超過料金など内容毎に払い戻しされるという。

そんな訳で、出産直前に慌てて相方のミチュエルにも加入した。

と、話が横道にそれたので、元へ戻して。

入院期間は、基本的に、普通分娩の場合4日で、その間、母子の医療ケアーと赤ちゃんの世話を行う。

病室には、夜中も含めて一日中、産婦人科医、助産師、看護師、小児科医、小児看護師などが行ったり来たり。

産婦人科医と小児科医は一日一回程だけど、助産師&小児看護師さんは朝、昼、晩、夜中と少なくとも4回は回診に来る。

助産師さんは、出産後の状態チェックと必要に応じて薬を配布したりとママの担当。

赤ちゃんのお世話のサポートをしてくれる小児看護師さんは、授乳を中心に日常のお世話についての指導、サポートをしてくれる。

特に授乳時は、授乳の度に、内線で連絡して病室に来てもらった。

なにせ、初めてなので何で上手くいかないのか、どうすれば良くなるのかが全く分からないので、それをサポートしてくれた。

赤ちゃんの沐浴、マッサージやおむつ替えは、共同の沐浴室で行う。

初回は小児看護師さんに指導されながら行い、後は必要に応じて、自分で沐浴室へ行き行う。

沐浴は2日に一回程度、マッサージは沐浴後など必要に応じて、とのこと。

うちのべべちゃん、初めてマッサージをした時に、あまりに気持ち良かったのか、マッサージ中にウンチをしてしまった。

このへんは、初産でなければ必要ないんだろうけおど、初産の私たちには質問が色々できて良かった。

沐浴室はママばかりかといえば、そんなことは全くなく、多いのはパパとママ一緒、というパターン。

うちも、沐浴初回は相方が行い、その後も家では基本的に相方担当。

私が沐浴デビューしたのは、かなり後で生後1か月頃だったような。。。

食事は病院食というよりは、カンティーヌ(学校や会社の食堂)のような感じで、しっかりした味付け。

朝はパン、ジャム、バター、チーズまたはヨーグルト、オレンジジュース、ホットドリンク(コーヒー、紅茶またはホットチョコレート)。

お昼よ夜は前菜、メイン、サラダ、チーズ、デザートの構成で、スープはぬるいがメインは暖かい状態で出される。

それほど美味しいものではないし、私的には味が濃すぎると思ったが、まあ、普通に食べられる。

食事の時間は、朝は8時、昼は13時、夜は7時で、朝と夜は配膳後30分くらいすると早々に下げにくる。

食事が授乳とかぶったりしてしまうと、片付けに来られても、ほとんど手も付けてない状態。

もちろんそんな時は、後で回収に来てくれるのだが、夜は下手すると翌朝まで忘れられている。

それとは逆に、昼はかなりのんびりしていて、早く下げてほしいなぁ、といった感じ。

廊下には電子レンジと給水所があり、自由に使うことができる。

総合評価としては悪くないと思うが、唯一のネックは、スタッフによって言うことが若干違うので混乱があった点。

24時間稼働している病院には、昼と夜のスタッフがいる。

さらに、私の場合、木曜日の夜遅くに出産したので、平日と週末で医療チームが異なり、助産師、看護師、小児看護師それぞれに4人いた。

初産であまり知識もなく、疲れた状態で、4者4通りの異なるアドバイスを行われるので、結構混乱してしまった。

それを除けば、分娩時の対応も良く、明るく清潔な病室だし、場所も分かりやすいのでなかなか良かったかな。

入院生活 その1

分娩したHopital privé d'Antonyでの入院生活についてご紹介。

陣痛が激しくなったお昼頃、病院でもらった入院準備リストの荷物を持って車で産院に到着。

車は病院の駐車場に泊めて、平日のお昼だったので、普通に診察するように産婦人科の受付へ。

すぐに出産用の受付に回され、簡単に陣痛の始まった時間や今の状態を説明。

そのまま分娩準備室へ入り、チェックを受けた後、出産用に用意してきたTシャツに着替えて分娩室へ移動。

分娩台(ベット)に落ち着いた後は、まな板の上の鯉状態。

なされるままに各種測定器、点滴なんかをつけられて、麻酔科医に下半身麻酔をされる。

下半身麻酔は、針を刺す部分に、部分麻酔を打たれるので、痛みはほぼなし。

麻酔した後は、常時陣痛の状態をモニタリングされており、定期的に助産婦さんがチェックに来るのみで、部屋には私と相方のみなので、意外とリラックス。

痛みも治まってくると、前日の夕食以降は何も食べてないので、お腹が減ってきた。

陣痛のある程度の段階までは、水とリンゴジュースなら飲んでもいいということなので、地階にある病院のカフェでりんごジュースを買ってきてもう。

長時間なので、相方も、助産婦さんに適当なタイミングを促されて、昼食と夕食を食べに出かける、といった感じ。

出産前は、病院ではどういう風にするのか、手続きはどうしないといけないのか、などなど色々想像してみたりもしたけど、当日は、特に何も考えることもなく、病院関係者の人たちに身を任せるって感じ。

病院到着から出産まで、ホイホイと水が流れるように、っていったら大げさだけど、何も考えることなく、受付→分娩準備室→分娩室→陣痛→出産と進んでいった。

入院手続きは、陣痛の合間に相方が用意しておいた書類を渡して行った。

麻酔は、痛みがひどい場合はボタンを押して自分で追加できる。

といっても量はいくらでも入れれるわけではないので、それでも我慢できない場合は、麻酔科医を呼んで追加。

陣痛中に何回か聞きかれたけど、麻酔を追加してーってくらい痛かったのは、出産開始の1時間前くらいかな。

その頃から少しずつ痛くなってきたけど、それでもべべちゃんの頭が出てきた時との痛みには比較にならない!

痛いは、呼吸法が変だったからか喉が渇いて喉が痛いことといったら!

それでも、助産師さんの掛け声とともに、いきむこと約30分、べべちゃんが無事誕生!

ささっと看護師さんに連れられて、相方と一緒に隣室へ行ったべべちゃん。

綺麗に洗われて洋服を着せられて戻ってきた。

戻ってすぐ胸の上に置かれたべべちゃんは、おっぱいにかぶりついて初乳を飲み始める。

ついさっきまでお腹にいたべべちゃんが今腕の中にいるなんて、なんだか不思議だなぁ、なんてぼーっとした頭で考えていた。

と、その間に、胎盤排出、それから会陰が少し避けてしまったので縫合をされた。

全てが終わって、べべちゃんを抱っこして車椅子に乗せられて病室へ移動したのは病院に到着してから13時間ちょっと経った頃。

助産師さんや看護師さんのチェック、説明を受けて、べべちゃんを横に夕食を食べて、やっと就寝。

最初の陣痛開始から考えると19時間弱、長い一日の終了。



【必要書類リスト】
carte d'identité (身分証明書)
carte Vitale ou attestation (カルトヴィタルまたはセキュ加入証明書)
carte de mutuelle et attestation de mutuelle (ミチュエルカード、証明書)
attestation CMU (CMU権利がある場合はその証明書)
attestation AME (AME権利がある場合はその証明書)
carnet de maternité pour les assurées de la RAM (RAM受給者は妊娠手帳)
justificatif de domicile (住居証明書)
chèque de caution de 300 EUR (保証金300ユーロの小切手)
chèque de caution de 3 000 EUR pour les non-assurées sociales (セキュに加入してない場合は保証金3000ユーロの小切手)
fiche de désignation de la personne de confiance (信任者指名書)


【入院準備リスト】
--- 赤ちゃん用 ---
出産当日
〇1 sous-vêtement (下着)
〇1 paire de chaussettes ou chaussons (靴下、またはルームシューズ)
〇1 grenouillère (パジャマ)
〇1 bonnet (帽子)
〇1 serviette de bain (バスタオル・・・お風呂用なので出産当日は必要なし)
〇1 thermomètre digita (赤ちゃん用の先の柔らかい電子体温計・・・薬局スーパーなどで購入可、出産当日は必要なし)
〇1 brassière en laine (ウールのカーディガン・・・ウール以外でもOK)

入院中
△6 chemises ou bodies en coton (コットンの下着)
△6 grenouillères (パジャマ)
×2 paires de chaussons ou chaussettes (靴下、またはルームシューズ・・・あまり使わなかったので一組あれば十分)
〇1 turbulette ou gigoteuse (スリーパー)
△3 serviettes éponge (タオル・・・おむつ替え用)
×1 peigne (くし・・・全く必要なし)
×1 brosse à cheveux (ヘアーブラシ・・・全く必要なし)
〇1 paquet de changes complets (おむつ)
×huile de massage bébé (sans amande douce) (マッサージオイル、スイートアーモンドなし・・・産院で準備されていたので必要なし)

--- ママ用 ---
出産当日
〇1 grand T-shirt (大きめのTシャツ)
〇1 slip en filet (使い捨てショーツ・・・個人的にはNUKがおススメ)
〇1 paire de petites chaussettes (小さめの靴下)
〇1 peignoir (バスローブ)
〇1 paire de chaussons (スリッパ)
〇1 brumisateur (ミネラルウォータースプレー・・・AveneEvian、Vittelなど)

入院中
〇pyjamas ou chemises de nuit (manches larges) (袖幅広めのパジャマ)
×robe de chambre (ルームガウン)
〇nécessaire de toilette (洗面用品)
〇paquets de slips en filet (使い捨てショーツ)
〇serviettes hygiéniques (生理用またはお産用ナプキン・・・クラシックの夜用タイプがおススメ)
×thermomètre électronique (電子体温計)
〇gants et serviettes de toilettes (バスタオル、手袋)

授乳する場合
△2 soutiens gorge d'allaitement (授乳用ブラジャー)
△〇1 paire de recueil lait (ニップルフォーマーなどシリコン製カップ・・・あると便利)
〇coussinets d'allaitement (母乳パッド・・・個人的には使い捨てでないタイプが〇)
△×1 tube de crème Lansinoh ou Teinture Mère (乳頭保護クリーム・・・インターネット、薬局で購入可能)
△〇1 coussin d'allaitement (授乳クッション・・・あると非常に便利)

〇 必要
△ 必要、ただし数量は必要に応じて
△〇 なくてもOKだが、個人的には必要
△× なくてもOKで、個人的にも必要なし
× 必要なし

新年明けましておめでとうございます

って言っても、もう1月も終わろうとしてる。。。

なんだか毎日があーっという間で、気が付けばもう1月も終わり。

10月に仕事復帰してからは、本当に一日が瞬く間に過ぎて行く。

託児所デビュー、卒乳、離乳食、発熱デビューなど色々な出来事がありつつも、ブログは更新できてない状態が続くことかれこれ。

子育てしながらブログをしっかり更新しているママさん&パパさんは凄い!

という訳で、これからもボチボチ更新していけたらな、と思いつつ。

今年も皆さんにとって良い年でありますように。


2014.jpg
 

このアーカイブについて

このページには、janvier 2014に書かれた記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブはseptembre 2013です。

次のアーカイブはmars 2014です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

Powered by Movable Type 6.0.3