mars 2011アーカイブ

自分に出来ること

ニュースで飛び込んできた、東北関東大震災。

テレビの画面に映る映像は、まるで現実の事とは思えない。

衝撃的な映像に絶句し、何が起きたのか理解するのに時間がかかった。

沢山の人と街を破壊した地震と津波。

日本中、世界中の人の生活を脅かし続ける原発事故。

被災地で大変な思いをして暮らす人たちの役に立つことはできないのだろうか。

ちっぽけな自分に出来ることは何か。

そんな時知ったフランスの寄付に対する税金の控除制度。

困っている人への援助団体に寄付した場合、510ユーロを限度に、その75%が所得税から控除できる。

それ以上の場合は、所得の20パーセントを限度に寄付額の66%を控除することができ、20%を超えた場合は5年を限度に繰越しできる。

例えば100ユーロを寄付しても、その75%である75ユーロを所得税から減額することができる。

その結果、25ユーロ負担するだけで、100ユーロの寄付ができるのだ。

この制度を利用するのに、注意するのは以下の3点。

税金の控除をする為には、寄付した団体が発行した領収書が必要となるので、それを必ず保存しておくこと。

また、税金の控除は寄付した年の所得税の申告から控除するため、例えば2011年3月に寄付した場合、2012年に申告(支払)する2011年の所得税から減額する。

それから、せっかく寄付したお金が、それ以外の目的でする寄付金を使用していてはもともこもない。

寄付する団体についても、少しは知っておくことが必要になる。

被災地が復興するには、資金がどうしても必要になる。

少しがんばって、その手助けができるのであれば、自分も参加したい。

さらに、この制度を利用することで、寄付できる金額が大きくなる。

そして、この制度を利用して、少しでも復興の輪が大きくなるのであれば、その輪が大きくなることに協力したい。

これが、今の自分に出来ることかな、と。



2011年4月に寄付した場合の寄付と所得税減額の流れ
1)2011年4月 寄付
100ユーロ寄付とその領収書の受取り

2)2012年5月 2011年所得税申告
所得税申告用紙Réductions et crédits d'impôt - vos dons欄寄付した金額を記入
今年度と変更がなければ、7UD欄
これで、その金額75%である
75ユーロが所得税から減額される 


寄付&所得税減額早見表
  寄付金額   税控除額  実質負担額
40.00 30.00 10.00
50.00 37.50 12.50
60.00 45.00 15.00
70.00 52.50 17.50
80.00 60.00 20.00
90.00 67.50 22.50
100.00 75.00 25.00
150.00 112.50 37.50
200.00 150.00 50.00
300.00 225.00 75.00
400.00 300.00 100.00
500.00 375.00 125.00


参考サイト
Service-Public.fr
寄付に対する税控除についての説明

Croix-Rouge Française 
フランス赤十字では、インターネット上で寄付が行える

在仏日本大使館
依頼すれが、大使館でも義援金の寄付に対し領収書を発行してくれる


日本でも同様に、特定寄付に対する税金控除制度があります。
詳しくは以下のサイトをご参照ください。
日本赤十字社
国税庁
All about

払戻し

始まりは、滞在許可証の身分をSalariéからVie privée et familialeに変更した時まで遡る。

身分変更を申請して、滞在許可証の受取りの健康診断&面談のConvocation(召喚状)を受取った。

そこには、300ユーロのTimbres OFII(印紙)を持って来るようにと記載してあったので、当然、それを持参してアポへ出向く。

健康診断を無事終えて、担当官と面接。

この面接で、フランス語研修を受けるかどうかと、求職面談が必要かどうかを判断される。

私は、CDIで働いていたので、特に何も問題なく終わり、と思いきや身分変更なので、この場では滞在許可証はもらえないと。

滞在許可証は、管轄のプレフェクチュールからConvocationが送られてくるので、受取りに行ってくださいと。

となると、持ってきた300ユーロの印紙は???

恐る恐る聞いてみると、300ユーロは初回申請の場合であって、更新の場合は75ユーロで良いと。

しかも、ここではなく、滞在許可証を受取るプレフェクチュールに渡すのだという。

面接官の人も、持ってきてしまいました?と申し訳なさそう。

この300ユーロはどうなるのー、と思いきや、それは払戻し申請をすれば返金されるというので一安心。

そうして、払戻しの申請をしたところ、しばらく音沙汰なし。

4か月程して、そろそろ督促が必要か、と思っていた頃に、ぴろりーんと手紙が届き、払戻しをするために、滞在許可証のコピーを送ってくださいと。

即座にファックスしたものの、これまたしばらく音沙汰なし。

ファックスを送って、かれこれ半年になろうとしているのに、やはり音沙汰なし。

しょうがないなぁ、と、送られてきた手紙も含め、全書類一式を揃えて督促。

それからかれこれ数カ月たったころ、前触れもなく銀行に返金が振り込みされていた。

申請してから1年2ヵ月、いやぁ、長かった!

が、無事に返金されたことに感激してしまうのは、フランス生活に慣れたせいか(笑)。

ちなみに、フランスでは、こういった申請は返信付き書留(Lettre recommandée avec AR)で行うのが一般的。

郵便書留の返信とファックスの送信レポート(accusé de réception)は、法的に送付証明となるので。

逆に、普通郵便では、相手にされない場合もあるので、要注意。

と、そんな事を書いていて気づいたけど、この時75ユーロだった更新手数料が、今年は110ユーロだったなぁ。

この値上がり率って、他のことだと大反感買って、不可能だろうね。。。


Saint Aubin

この一週間、気温がちょっと低いけど、天気の良い日が続いた。

そんな気持ちのいい週末Saint Aubinにある森までお散歩。

気温が低いだけに、まだまだ森の中は冬景色。

それでも、春の気配を感じさせる草花が所々に。

こういうのを見ると気分が弾むんだな。

はーるよ来い、はーやく来い、っと。



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レストラン パリ郊外 Bistro J

ベルサイユにある日本食レストランBistro J

つい最近まで知らなかったけど、実は長年ベルサイユで和食を提供しているそう。

扉を開けると目の前にあるカウンターは、ここが昔はカフェだったのかなと思わせる。

内装はクラシックなビストロといった雰囲気だけど、メニューは日本の定食屋さん。

懐かしの日本の味を食べられる。

ランチの定食は、サラダとお味噌汁、メインの13.50ユーロ。

内容は、鶏のから揚げ、豚の生姜焼き、鮭の味噌焼き、ひき肉カレー、鶏の照り焼き丼、鰻丼(+3ユーロ)、と日替わり。

メインももちろん、サラダのドレッシングや付け合わせの野菜たちの味付けも◎。

駐車する場所もパリと違って見つけやすいし、ボリューム満点、美味しいお昼ご飯に大満足。



bistroJ1
鮭の味噌焼きを頼んだ相方は皮を食べないので、ご相伴にあずかる。
これだけで、ご飯がすすむこと!


bistroJ2
ジューシーな鶏のから揚げ。
サッと甘酢に漬けてあるようで、サッパリいただける。


bistroJ3
とってもクリーミーな抹茶のティラミス(5ユーロ)。
今度、真似して作ってみよう。


bistroJ4
抹茶アイス(4ユーロ)に小豆(1ユーロ)をトッピング。
こういうスタンダードな組み合わせも、めったに食べないと感動なり。


Bistro J
20 avenue de Paris - Versailles
休日 日、月曜日 

【2012年4月追記】
2012年3月をもって、レストランは閉店されたそうです。


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