払戻し

始まりは、滞在許可証の身分をSalariéからVie privée et familialeに変更した時まで遡る。

身分変更を申請して、滞在許可証の受取りの健康診断&面談のConvocation(召喚状)を受取った。

そこには、300ユーロのTimbres OFII(印紙)を持って来るようにと記載してあったので、当然、それを持参してアポへ出向く。

健康診断を無事終えて、担当官と面接。

この面接で、フランス語研修を受けるかどうかと、求職面談が必要かどうかを判断される。

私は、CDIで働いていたので、特に何も問題なく終わり、と思いきや身分変更なので、この場では滞在許可証はもらえないと。

滞在許可証は、管轄のプレフェクチュールからConvocationが送られてくるので、受取りに行ってくださいと。

となると、持ってきた300ユーロの印紙は???

恐る恐る聞いてみると、300ユーロは初回申請の場合であって、更新の場合は75ユーロで良いと。

しかも、ここではなく、滞在許可証を受取るプレフェクチュールに渡すのだという。

面接官の人も、持ってきてしまいました?と申し訳なさそう。

この300ユーロはどうなるのー、と思いきや、それは払戻し申請をすれば返金されるというので一安心。

そうして、払戻しの申請をしたところ、しばらく音沙汰なし。

4か月程して、そろそろ督促が必要か、と思っていた頃に、ぴろりーんと手紙が届き、払戻しをするために、滞在許可証のコピーを送ってくださいと。

即座にファックスしたものの、これまたしばらく音沙汰なし。

ファックスを送って、かれこれ半年になろうとしているのに、やはり音沙汰なし。

しょうがないなぁ、と、送られてきた手紙も含め、全書類一式を揃えて督促。

それからかれこれ数カ月たったころ、前触れもなく銀行に返金が振り込みされていた。

申請してから1年2ヵ月、いやぁ、長かった!

が、無事に返金されたことに感激してしまうのは、フランス生活に慣れたせいか(笑)。

ちなみに、フランスでは、こういった申請は返信付き書留(Lettre recommandée avec AR)で行うのが一般的。

郵便書留の返信とファックスの送信レポート(accusé de réception)は、法的に送付証明となるので。

逆に、普通郵便では、相手にされない場合もあるので、要注意。

と、そんな事を書いていて気づいたけど、この時75ユーロだった更新手数料が、今年は110ユーロだったなぁ。

この値上がり率って、他のことだと大反感買って、不可能だろうね。。。


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このページは、こたるが 8 mars 2011 22h29に書いた記事です。

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