最初のうちは慣れなかった結婚指輪。
寝ている時に指輪があるのに慣れなくて、明け方、指輪がクルッと回っているのが気になることがあったり。
最近は慣れてきたけれど、また別の問題あり。
というのも、指輪を選んだのは夏なので、指がむくんでいる時期。
おまけに私はゆるいタイプが好きなので、お店の人の言うのを聞かず今のサイズを購入。
案の定、冬場の現在は、ユルユルでスッポリ抜けそうなことがある。
お風呂ではツルリと抜けそうになるし、実際、吹っ飛ばしたこともあり...。
幸い、吹っ飛ばしたのも家なので、大丈夫だったけど(^^;)
結婚指輪も夏と冬で衣替えが必要だ、って冗談もまんざらではない!?かもしれない。
それにしても、私は、結婚指輪といえばペアリングという固定概念の持ち主だった。
だけど、フランスではそうではなくて、それぞれが、好きなモデルを選ぶことが多い。
さすがに、同じお店で買うので、メーカーは同じことが多いけど、材質だって別々なことも珍しくない。
うちも、私と相方の指輪は全然タイプが違う。
私は、太い指輪が似合わないので、かなり細いタイプ。
相方は、関節がしっかりした指なので、ごっついタイプでないと似合わない。
片方が似合う指輪を、相手がすると全然似合わないのだ。
という訳で、フランスの習慣に従って、別々のモデルにした。
もちろん、どちらの指輪も二人ともが気に入ったタイプ。
かなーり時間がかかったけど、お互いに気に入ったものを見つけることが出来たので、大満足。
そんな指輪も、たった4ヶ月ですでにキズだらけ。
ま、キズはいいけど、なくさないようにしなきゃ(笑)。
久々に結婚について。
今回は結婚式までのプランニングをご紹介。
多少の違いはあれど、フランスで一般的に言われているプランニングはこんな感じ。
1年~6ヶ月以上前
両家の顔合わせ、婚約の発表
式場探し、予約(どれも、これを早くしましょう、となっている)
予算の見積もり
6ヶ月前
結婚式の予約(証人の依頼、市役所、教会などの予約)
ウエディングドレス、コスチューム選び
結婚指輪選び
メニュー、ケータリング選び
予算の決定
結婚契約書を作成する場合は、作成
5ヶ月前
招待者リストの作成
メニュー、ケータリングの決定
DJ(音楽など)選び
4ヶ月前
ウエディングドレス、コスチュームの注文
招待状選び
リスト・ドゥ・マリアージュの作成
3ヶ月前
招待状の送付
式場のデコレーション選び
新婚旅行選び
結婚指輪の購入
2ヶ月前
公的手続きの確認
各業者(ケータリング、DJなど)との打ち合わせ、確認
ホテル探し
新婚旅行の手配
1ヶ月前
ヘア&メイクの試し
ウエディングドレス&コスチュームの最終試着
ブーケ選び(お花屋さんとコンタクト)
ドラジェ(引き菓子)の購入
15日前
リスト・ドゥ・マリアージュの最終確認
ブーケの注文
結婚契約書のサイン
確かに、このプランニングをこなしていけば、余裕だろう。
けど、ここまで余裕をもたなくても、もちろん問題なし。
私たちはというと、こんな感じ。
3ヶ月前
結婚式の予約(市役所)
式場の予約
ウエディングドレス選び、注文
招待状の発送
2ヶ月前
結婚指輪の注文
デコレーション選び
DJ選び
1ヶ月前
コスチューム購入
メニュー表、席札の注文
3週間前
デコレーション類の注文
引き菓子の注文
2週間前
ブーケの注文
ヘアの予約
DJの予約
結婚指輪の受取り
1週間前
ヘアの打合せ
DJ打合せ
以上のような感じで、本格的に手配を始めたのは3ヶ月前。
もちろん、それ以前から、色々調べたり、選択したりはしていたけど。
しかも、結婚式1ヶ月前にバカンスに出たものだから、戻ってからも宿題をこなしていく感じ(笑)。
確かに、結婚前の3ヶ月はバタバタしていたとは思うけど、今思い返すと、それはそれで良い思い出だ。
リスト・ドゥ・マリアージュ
新郎新婦がお祝いとしてもらう品をセレクトした結婚祝いの商品カタログ。
専門店やデパートで作ることができる。
招待客はその中から選んぶことができる。
結婚祝いとしては、こちらの方が定番だが、最近はご祝儀も多くなっている。
ドラジェ
アーモンドを砂糖でコーティングしたお菓子。
最近は中がチョコレートのものも多い。
フランスでは結婚式で引き出物を渡す習慣はなく、定番はドラジェ。
最近はドラジェに変わって他のものを用意することもある。
結婚契約書
結婚をする際に作成するのがContrat de mariage。
これは、結婚前に、婚姻中および離婚の際の財産分与について明記した契約書。
一般的にはNotaire(公証人)に作成を依頼する。
作成しない場合は、財産に関しては半々の権利を持つことになり、婚姻証明書に未作成の旨が明記される。
フランスの結婚式、日本に比べて長いというのはよく言われること。
市役所での式自体は30分程だけど、その後が長いのだ。
披露宴はディナーが夜12時位まで続き、その後はダンスなんかのお祭り騒ぎ。
これが、延々と続き、すっご~く長いと日の出の頃まで続くそう。
朝から準備のスタートする新郎新婦にとっては、確かに長い一日。
我々は、まずは10時半に美容室に行きヘアーセット。
といっても、相方は5分もかからず終了。
それに対して私は予定を1時間弱オーバーして2時間近くかかった(==;)
この遅刻のおかげで、嵐のようなスケジュールがスタートした。
12時過ぎにホテル着→ランチ→着替え、1時半には写真撮影に出発する予定だった。
が、ホテルについたのが、すでに1時過ぎ。
ランチをとる時間がないので、頼んでもらっていたサンドイッチを大急ぎで頬張る。
それから、大急ぎでメイク&ドレスの着付け。
証人のO氏に手伝ってもらい、大急ぎで変身。
いやぁ、前日に予行演習しておいて、良かったよね、ホント(^^;)
この間、他の人たちは車を飾ったりしてスタンバイ。
ようやく花嫁が登場して、寒空の下、いざ写真撮影へ。
ほんと、この日は前日翌日の天気が嘘のように綺麗な青空!
写真撮影にはもってこい!だが、さ~む~いぃぃぃ~。
なんせ、花嫁はノースリーブのドレスにショールのみ。
寒さに震えながら、ドレスの裾を持って公園をカツカツ歩く花嫁は注目の的。
ま、みんな笑顔で見守ってくれるから、こちらも笑顔になるんですな。
寒さで笑顔が強張ったりしても(笑)。
結婚式の時間が迫ってきたので、写真撮影を切り上げて市役所へ移動。
招待客は既に到着していたので、そこから挨拶大合戦。
時間が近くなると、市役所の人の呼び声で、いよいよ式場へ入場。
結婚式は、笑いも交えて和やかに進行。
副市長さんの人柄もあって、アットホームに楽しく式をすることができた。
式の後は、市役所で写真撮影。
ホテルに戻って、ホテルの庭でさらに写真。
いやぁ、こんなに写真を撮られるのは、人生で最初で最後だろうな(笑)。
屋外の写真撮影が終了したら、念願の暖か~い屋内へ。
ホッと一息ついた後は、Vin d'honneur(カクテルパーティー)のスタート。
カナッペやシャンパンなどを片手に、お喋りタイムと言った感じ。
その後、夜8時頃からなが~いディナーが始まる。
Vin d'honneurからパーティーの最後まで、DJさんが音楽を流しつつ進行も担当。
サービスの間なんかにちょっとしたゲームなんかもしてくれる。
そんな訳で、おしゃべりをしつつ食事、合間にゲームや祝辞なんかを交えて和やかに進行。
クロカンブッシュ(ウエディングケーキ)に入刀する頃には、既に日にちが変わっていた。
それから、さらにダンスタイムが続いて、お開きになったのは3時半すぎ。
部屋に戻ってウエディングドレスを脱いだら、グッタリ溶けてしまいそうだった。
ホントに長くて、でもあっという間に過ぎた一日。
皆の笑顔に囲まれて、素敵な一日を過ごせて感謝です。
花嫁さんの衣装といえばrobe de mariéeウエディングドレス。
だけど、結婚式をするからといって、必ずしもドレスが必須という訳ではない。
ウエディングドレスの人もいれば、ワンピースタイプの人も。
結婚式のスタイルも衣装も人それぞれ。
私はというと、一生に一度ですから、ということでドレスにした。
フランスでは、レンタルよりも購入の方が一般的なのか、ウエディングドレスのお店が結構ある。
当然、値段もピンきりで、上を見上げたらきりがないが、結構お手ごろな値段で購入できる。
ドレス選びはなんといっても、早めに動くこと!
一般的には6ヶ月前に予約をしてドレス選びのスタートと言われる。
特に、クリエーターに依頼する場合は、6ヶ月前といえばタイムリミット。
プレタポルテタイプのドレスでサイズ直しをしてもらう場合でも、3ヶ月前がタイムリミット。
かくゆう私は、プレタポルテタイプのドレスを購入した。
まずは、結婚式前3ヶ月ちょっと前というタイムリミットで1回目のアポ。
この1回目でドレス選びを行い、注文をする。
お店をハシゴすることのあるかもしれないけど、私はそのまま1つ目のお店で注文した。
なんせ、一つのお店だって、沢山モデルがあるから目移りする。
私は、実際にお店に行く前に、気に入ったモデル3つを選んで、それを試着した。
それでも、順番に着て、同じのを2回、3回と着たりするので時間がかかった。
ドレスが決まると、それに合わせて小物選び。
étoleショール、accessoiresアクセサリー、chaussures靴、collantストッキングなど。
もちろんぜんぜん違うお店で買うこともできるし、ドレス屋さんで買うことも可能。
さらに、ドレスを着るためには、guêpière スリーインワンやjuponパニエ(ペチコート)も必要。
という訳で、ドレスといってもそれと合わせて色々揃えるものがある。
それから忘れてならないのが、写真撮影。
髪型やブーケを選ぶのに必要になってくるので。
注文してから約2ヶ月後ドレスが届くので、2回目の試着でサイズ調整をする。
お直ししたドレスは1~2週間で届くので、最後に、出来上がったドレスを試着。
問題がなければ、お持ち帰り、となる。
こうして今は我が家で結婚式当日を待つウエディングドレス。
...結構、かさばるんですな、これが。
ちなみに、相方は同じくCostumeコスチュームを購入。
一応、超結婚式というタキシードはさけて、普段でも着れそうなものにした。
もちろん結婚式専用chemiseシャツ、giletベスト、cravateネクタイ、pochetteチーフも。
が、なんせうちの相方、スーツやネクタイ、シャツなんかが大嫌い。
幸い仕事柄も必要無いとあって、ネクタイなんて1本も持ってない。
という訳で、おそらくこちらも、式が終われば箪笥の肥やし...。
まあ、一生に一度ですから、りっぱな肥やしになってくれることでしょう(笑)。
この秋、結婚することになりました。
春くらいから色々と手続きを開始。
ごく内輪に結婚式も行うため、同じくこの頃から式場のリサーチもスタート。
が、二人揃ってのんびりしている上にめんどくさがりなので、なかなか進まず(´▽`;)
そんなこんなで、6月頃から、お尻に火が付きバタバタと本格始動。
週末は、準備のために右へ左へお出かけ。
なんとか、無事結婚にこぎつけそうです(笑)。
準備の様子はぼちぼちブログにものせたいと思います。
ということで、今までと何が変わる訳でもありませんが、今後もよろしくお願いします。