披露宴の準備

写真を整理していると、久々に結婚式の招待状の写真を見つけた。

そんな訳で、すごく久々に結婚式ネタ。

結婚式の招待状とメニュー、テーブルに置く招待者のネームカードはインターネットで注文した。

色々のサイトで、物凄く沢山の種類を見つけることができるので、選ぶのに時間がかかる。

まずは招待状を注文し、メニューとネームカードはデコレーションを決定してから注文した。

フランスのサイトでも、日本語で印刷できたので、日仏語を併記してもらった。

もちろん、間違いやちょっとしたフォントの違いなんかは、しっかり自分でチェックしないといけない。

それから、披露宴会場の手配。

フランスでの結婚式は、短いながらも役所で式を行わないといけない。

その後、Mariage religieuxを行う場合は教会で結婚式を行う。

ただ、最近は役所と教会の結婚式を別の日に行うことも多いらしい。

この結婚式が終わると、次がいわゆる披露宴。

披露宴第一部は、Vin d'honneurという結婚式の後のカクテルパーティー。

結婚式に来てくれた方へのお礼として、カナッペやシャンパンなどの立食パーティーを数時間行う。

それから、家族や親しい友人なんかでディナーを行い、夜遅くまで披露宴の二部が続く、といった感じ。

この披露宴の手配、日本では、式場やホテルで披露宴する場合、そこで一括手配してもらえる。

フランスにも、ウエディングコーディネーターもいるし、式場で全て手配してくれる場合もあるけど、一般的には、自分たちでセッティングする。

我々も、例に漏れず、自分たちで手配した。

私たちは教会で式を行わないので、役所での結婚式の後、Vin d'honneur、ディナーという流れ。

招待するのはごく親しい友人と家族のみなので、コジンマリと。

ディナー後、そのまま宿泊できるホテルを会場にし、翌日ブランチをとって解散とすることにした。

が、この結論にたどり着くまで、時間のかかったこと!

そもそも、最初に気に入ったのは、セーヌクルーズだった。

が、地方から来る家族に市役所、披露宴会場、ホテルと移動が多いのでちと難しい。

結局、レセプションのできるホテルで式後はそのまま宿泊、というのが一番いいだろうということに。

しかし、気に入った会場は、どこも市役所から車で1時間以上かかる(TーT)

そんなこんなで探し続けて、候補地を5ヶ所程に絞った。

で、実際にホテルを訪ねて、会場や部屋を下見。

この時点で、日にちは正式決定してなかったので、候補日が空いているかどうかを確認。

あとはカタログでいろいろな条件を比較検討。

結局、第一印象で気に入ったホテルにした。

さて、ハコが決定したら、早々に市役所に行って結婚式の予約。

結婚式の日が決定したら、まずは電話で結婚式の当日の会場をおさえた。

同時に、打ち合わせのためのアポとり。

アポでは、スケジュールやメニュー、会場設定の打ち合わせ。

気になることは、ここでホテルの人に質問して、大枠を決定。

この時点で、概算代金がでるので、その半額を前金としてお支払い。

が、ホテルが用意するのは、食事、サービス人員、テーブルセッティングのみ。

会場やテーブルのデコレーション、メニューや席札、音楽などは自分たちで別手配しないといけない。

専門の業者に頼んでもいいし、デコグッズは自分たちで用意してもOKとのこと。

その場合、事前にホテルに持っていけば、ホテルの人がセッティングしてくれるそうな。

そんな訳で、会場を確保してホッとした反面、宿題がいっぱい出た気分(^^;)

それでも、ディナーやVin d'honneurのメニューは自分たちで手配しないでいい分課題は少ない。

なんせ、ホテルやレストランはメニューを提示してくれるので、そこから選べばいい。

が、Vin d'honneurなどはどちらかの実家で行うこともあれば、ディナーも会場のみを借りるということも多い。

そうすると、ケータリングや飲み物を別に手配することになる。

おまけに、市役所の貸ホールなんかは、1年くらい前から予約しないといけない、なんて話も。


そう考えると、これでも宿題は少ないのだ。

テーブルや会場のデコレーションは、インターネットで沢山みつけることができる。

テーマと色を決定して注文し、会場やテーブル用の花は、ブーケと一緒にお花屋さんに注文。

デコレーションは前もってホテルに持って行き、花は当日お花屋さんがセッティングしてくれる。

式場のデコレーションと共に忘れてならないのが音楽。

これもアニメーション会社に依頼して、DJさんをお願いした。

事前打ち合わせ時に、好きなジャンルやアーティスト、招待客層なんかを伝えておく。

もちろん、流してほしい音楽を渡すことも可能。

あとは、DJさんとホテル側でディナーの流れを打ち合わせし、雰囲気に合わせて音楽を流してくれる。

それから、招待客へのお土産。

フランスでは一般的なドラジェだけど、私も相方も嫌い。

プラス、ちょっと日本的な物にしたかったので、虎屋さんで和菓子にすることに。

見た目は生菓子が可愛らしんだけど、日持ちがしない。

それから、和菓子が初めてのフランス人でも食べやすいもの。

色々試してみた結果、マロングラッセ入りの紅白饅頭におちついた。

そんなこんなで、自分たちでオーガナイズする披露宴は、自分の好きなようにセッティングできて、費用も抑えられるのがメリット。

ただし、色々手配することが多いので、色んな人にアドバイスしてもらうことも必要。




mariage


この記事について

このページは、こたるが22 juillet 2010 20h07に書いた記事です。

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