入院生活 その2

分娩したHopital privé d'Antonyでの入院生活、生活編。

病室は、一般病室か個室かを仮登録時に希望を出すことができる。

一般病室はセキュで完全カバーされるので自己負担なしで、個室の場合は個室料金が自己負担。

一般病室は二人部屋で、各部屋に備えられているシャワー、トイレが共有となる。

アントニーの場合、個室料金は一泊150ユーロ。

入院なんかと全く無縁だったので、そこそこのホテル並み料金にビックリしたが、さらに一泊300ユーロのVIPルームもあるそうな。

値段は張るが、個人的には断然個室派。

フランスでは、赤ちゃんに問題がなければ、分娩直後から、母子ともに同じ病室で過ごすことになる。

当然のことながら、生まれたばかりの赤ちゃんは朝夜関係なく泣くし、特に初産だと、授乳が上手くいかず、夜中に赤ちゃんが泣いていることが多々ある。

そうすると、精神的にドッと負担がかかってくるし、必死に授乳しようとしてさらに疲れる、っていう繰り返し。

赤ちゃんが2人いると、その時間が倍になるので、そう考えると二人部屋っていうのは、心身ともに休まりにくい。

また、出産後は、トイレに行く度に子宮をシャワーで流すので、それが共同っていうのは、潔癖症ってわけではないが若干抵抗がある。

私は個室が満室だったので、二人部屋を一人で使っていたが、当然、料金は個室料金。

自己負担の個室料金も、ミチュエルでカバーされている事が多いので、事前にご確認を。

私のミチュエルは、出産の場合、内容に関係なく出産一時金が支給されるので、出産関連の費用は、費用毎に払い戻しされなかった。

出産時の麻酔医の超過料金や個室料金といったカテゴリー毎には支給されず、一括で××ユーロ支給。

と、計算すると料金が全額カバーされないことが発覚!

慌てて相方のミチュエルに確認すると、上限はあるものの、個室料金、麻酔科医の超過料金など内容毎に払い戻しされるという。

そんな訳で、出産直前に慌てて相方のミチュエルにも加入した。

と、話が横道にそれたので、元へ戻して。

入院期間は、基本的に、普通分娩の場合4日で、その間、母子の医療ケアーと赤ちゃんの世話を行う。

病室には、夜中も含めて一日中、産婦人科医、助産師、看護師、小児科医、小児看護師などが行ったり来たり。

産婦人科医と小児科医は一日一回程だけど、助産師&小児看護師さんは朝、昼、晩、夜中と少なくとも4回は回診に来る。

助産師さんは、出産後の状態チェックと必要に応じて薬を配布したりとママの担当。

赤ちゃんのお世話のサポートをしてくれる小児看護師さんは、授乳を中心に日常のお世話についての指導、サポートをしてくれる。

特に授乳時は、授乳の度に、内線で連絡して病室に来てもらった。

なにせ、初めてなので何で上手くいかないのか、どうすれば良くなるのかが全く分からないので、それをサポートしてくれた。

赤ちゃんの沐浴、マッサージやおむつ替えは、共同の沐浴室で行う。

初回は小児看護師さんに指導されながら行い、後は必要に応じて、自分で沐浴室へ行き行う。

沐浴は2日に一回程度、マッサージは沐浴後など必要に応じて、とのこと。

うちのべべちゃん、初めてマッサージをした時に、あまりに気持ち良かったのか、マッサージ中にウンチをしてしまった。

このへんは、初産でなければ必要ないんだろうけおど、初産の私たちには質問が色々できて良かった。

沐浴室はママばかりかといえば、そんなことは全くなく、多いのはパパとママ一緒、というパターン。

うちも、沐浴初回は相方が行い、その後も家では基本的に相方担当。

私が沐浴デビューしたのは、かなり後で生後1か月頃だったような。。。

食事は病院食というよりは、カンティーヌ(学校や会社の食堂)のような感じで、しっかりした味付け。

朝はパン、ジャム、バター、チーズまたはヨーグルト、オレンジジュース、ホットドリンク(コーヒー、紅茶またはホットチョコレート)。

お昼よ夜は前菜、メイン、サラダ、チーズ、デザートの構成で、スープはぬるいがメインは暖かい状態で出される。

それほど美味しいものではないし、私的には味が濃すぎると思ったが、まあ、普通に食べられる。

食事の時間は、朝は8時、昼は13時、夜は7時で、朝と夜は配膳後30分くらいすると早々に下げにくる。

食事が授乳とかぶったりしてしまうと、片付けに来られても、ほとんど手も付けてない状態。

もちろんそんな時は、後で回収に来てくれるのだが、夜は下手すると翌朝まで忘れられている。

それとは逆に、昼はかなりのんびりしていて、早く下げてほしいなぁ、といった感じ。

廊下には電子レンジと給水所があり、自由に使うことができる。

総合評価としては悪くないと思うが、唯一のネックは、スタッフによって言うことが若干違うので混乱があった点。

24時間稼働している病院には、昼と夜のスタッフがいる。

さらに、私の場合、木曜日の夜遅くに出産したので、平日と週末で医療チームが異なり、助産師、看護師、小児看護師それぞれに4人いた。

初産であまり知識もなく、疲れた状態で、4者4通りの異なるアドバイスを行われるので、結構混乱してしまった。

それを除けば、分娩時の対応も良く、明るく清潔な病室だし、場所も分かりやすいのでなかなか良かったかな。

この記事について

このページは、こたるが31 janvier 2014 17h34に書いた記事です。

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