長らくご無沙汰している間に、産休もスタート。
産休直前はかなりハードに働いてヘロヘロになっていたので、産休がスタートして一気にリラックス。
しっかり寝て、昼寝して、お散歩して・・・みたいなのんびりした生活を満喫。
おかげで産休に入ってから、お腹もぐーんと出てきた感じ。
いきなり休みになると暇になるのかなぁ、と思ってたけど、産休に入ってから母親学級をスタート。
これに定期健診やお買いもの、ランチに出かけたり、家の片づけなんかも加わって、程ほどに予定が詰まった状態。
フランスでの産休は基本的には産前6週+産後10週の計16週。
ただし、双子の場合は産前12週+産後22週の計34週など子供の人数によって変わってくる。
産休に入るにあたり、本人は特に手続きは必要なし。
勤務先が給与証明書をセキュリテソシアルに送付するだけ。
基本的には病休の時のように書類を送る必要さえなく、セキュから送られてきた産休開始の予定日から産休に入ればよい。
ただし、産休予定日前に前倒しでcongé pathologiqueが出された場合、それをセキュに送付しないといけない。
産休手当は上限はあるものの、基本的にはセキュリテソシアルにて給与の全額保証される。
労働協定によってはセキュの上限を超えたものは会社が負担し給与が100%保証される(*)。
産休中も会社から給与が支払われる場合は、給与はいつも通り支給され、産休手当はセキュから会社へ振り込まれる。
セキュから本人に産休手当が振り込まれる場合は、2週間に一度振り込まれる。
給与の心配をしなくていいのは、安心してお休みできるいいシステム。
同様に、有給休暇の権利や勤続年数はいつも通り取得し続けるし、会社で加入しているミチュエル(共済保険)から医療費の払い戻しを受けることができる。
もともと母親に優しい国民性ではあるものの、それと共に、出産、育児に関わる法の整備がフランスの出生率を押し上げていることは確かだろうな。
(*)実際の産休手当支給額は、そこから税金(CRDS、CSG)6.7%が天引きされた金額