妊娠初期の手続きについて

ちょっろっと妊娠関連手続きについてご紹介。

妊娠が確認されると、まず行うのはdéclaration de grossesse(妊娠届けの提出)。

お医者さんからPremier examen médical prénatalという3枚綴りの用紙を渡されるので、それを自分の住んでいる地域のCPAMCAFに送付する。

これは、妊娠3か月が終わるまでに送付しないといけない。

これでのAssurance MaladieCAFに妊婦登録される。

Assurance Maladieからは妊婦検診の予定表、CAFからは出産手当申請用紙が送付されてくる。

出産手当申請書は、必要事項を記載し提出書類を揃えてCAFに郵送すると、後日、受給資格の審査結果が返送される。

それ以外は、分娩病院選びと登録と必要な場合は、託児所への登録。

どちらも、病院、住んでいる市町村によって時期が違うので、早めに登録時期をチェックしておくのがベター。


妊婦検診


フランスでは、妊娠3か月までに1回目の検診を受け、4か月目から9か月まで毎月1回、計7回の検診と、妊娠3、5、8か月に行われる3回の超音波検査が妊娠中の定期健診となる。

その間血液検査、尿検査なども定期的に処方されるし、必要があれば検診や超音波検査が追加される。

定期健診の為に勤務時間を抜ける場合、この時間は欠勤扱いとされないので、勤務先へ定期検診予定表のコピーを提出し、定期健診日にはその旨を連絡を忘れずに。

この妊婦定期健診費用は、100パーセント健康保険でカバーされる(*)。

また妊娠6か月目から、出産12日後までは、全医療費は、100パーセント健康保険でカバーされる(*)。


出産手当


CAFから出産準備の為に支給される一時金で、妊娠7か月目に支給される。

2013年現在支給額は912,12ユーロ。

支給条件は、フランスに定期的に滞在しており、1年のうち6か月間フランスに居住していることと、所帯収入が規定の所得制限内であること(下記参照)。

例えば、2013年の所得制限は共働きの両親で子供がおらず、一人目の子供を出産予定の場合2011年の所得が46014ユーロが上限となる。

また、ミチュエルによっても出産手当が支給される場合があるので、こちらは各ミチュエルに問い合わせください。

扶養人数 片親のみ働いている場合 共働きの場合
1 34 819 ユーロ
46 014 ユーロ
2 41 783 ユーロ 52 978 ユーロ
3 50 140 ユーロ 61 335 ユーロ
1人追加毎 +8 357 ユーロ +8 357 ユーロ


(*)ただし、医療費がセキュリテ・ソシアル基準額部分のみで、基準額超過分は自己負担、または加入ミチュエル(共済保険)から払い戻しとなる。

この記事について

このページは、こたるが28 février 2013 10h26に書いた記事です。

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