Téléphone Fixe 固定電話

固定電話をひく場合、フランステレコムで電話回線の開通すのは、一昔前のお話。
現在では、フランステレコム以外のオペレーター(主にインターネットプロバイダー)を利用して固定電話を使用出来るようになりました。
これをDégroupageといい、現在、急速に普及しています。

DégroupageにはPartielとTotalの2通りの選択肢があります。
Dégroupage Partielとは、フランステレコムと契約し、通話はインターネットプロバイダーを利用することです。
Dégroupage Totalは、フランステレコムと契約せず、インターネットプロバイダーのみ使用することです。
この、Dégroupage Totalの最大の魅力は、フランステレコムの回線固定料16ユーロが発生しないこと。
ただし、開通までの期間、電話が使用できません。
停電や、ネット接続がダウンした場合、ネットも電話も使用できなくなります。
また、トラブルなどの対応、復旧に、時間がかかる場合があります。

09年現在普及中の為、Dégroupageに対応していない地域もあります。
対応地域の確認は、DegroupTest、または各プロバイダーのサイトでご確認ください。



France Telecom

電話回線の開通
インターネット、TEL(1014)、または支店での電話線の開通を依頼
この際、身分証明書と住所が必要
また、前の住人の名前、もしくは電話番号があれば、電話線検索が早い
初期開通費用は55ユーロ
ただし、技術者による出張工事が必要な場合、さらに54.49ユーロが必要
開通期間は一週間となっていますが、指定可能

電話代の支払い
2ヶ月に一度、請求書(Facture)が郵送されてくる
電話代は2か月分前払い、通話料は使用分が請求される
電話線の開通費は、初回請求書に含まれる
支払い方法は、小切手、TIP(*1)、自動引落とし(*2)、郵便局の窓口支払い(手数料約4ユーロ)

*1)TIP
フランスで普及している支払方法の一つで、税金などもこの方法で支払い可能
請求書の下についているTIP(支払為替)を切り取り、日付とサインを記入し、同封の封筒で送り返すだけでOK
ただし、初回はRIB(銀行口座証明)を同封して送ること

*2)自動引落とし
自動引落しを希望する場合は、開通申込み時にRIB(銀行口座証明)を持参

引越し
引越し後も電話回線を保持する場合は、電話回線の引越し手続きが可能
アシスタントサービスにTELすればOK
新住所の回線開通、電話番号維持(*1)、もしくは変更後の番号案内6ヶ月などがセットになって59ユーロ
必要なの物は、新住所と、あれば前の住人の名前、もしくは電話番号
Orangeでインターネット契約している場合は、顧客コード(numero de compte client)を伝えれば、同時に手続き可能
引越しの15日以上前に行えば、新居で即座に使用可能

*1)番号ゾーンが同一内であれば、番号維持が可能

解約
解約は1週間前の予告が必要
解約方法は、アシスタントサービスにTEl、または支店に申し出ればOK



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各オペレーターのDégroupageゾーンに入っていることが前提
この場合、Dégroupage TotalとPartielの選択肢がある
これに当てはまらない場合は、フランステレコムのみの選択肢
サービス内容、料金など詳細は、インターネットを参照ください

フランステレコムに契約している場合
各プロバイダーHPより電話番号を入力し、そのまま申し込み手続き可能
égroupage Totalを選択した場合、フランステレコムの解約手続きは、プロバイダーが行う

フランステレコムに契約していない場合:6ヶ月以内の解約
前の住人の名前、もしくは電話番号が分かってている場合
各プロバイダーHPより電話番号を入力し、そのまま申し込み手続き可能

電話番号の解約が6ヶ月以内に行われた場合
自宅の電話線に電話を繋ぎ、電話をかける
音声メッセージが最初の0を除いた9桁の番号をアナウンスする
それが仮の電話番号になる
その番号を使ってプロバイダーのHPから申し込み可能

フランステレコムに契約していない場合:6ヶ月以上の解約
電話番号の解約が6ヶ月以内に行われた場合
前の住人の電話番号が分からない場合
プロバイダーに電話で、電話回線の開通を依頼
技術者による出張工事後、電話線が開通
開通にかかる時間は、上記2つの場合より長くなる可能性が大
また、工事費(約20ユーロ)は、初回請求書に追加される



Téléphone Mobile 携帯電話

携帯電話市場が発展している日本。
契約内容と機種にはよりますが、ほとんどの場合、そのまま海外で使用可能です。
フランス滞在が短期の場合は、電話機本体にかかる費用、手間を考えるとこちらを利用する方が簡単でしょう。

フランスで携帯電話を使用する場合、契約(Abonnement)タイプとプリペイドカード(Mobicarte)タイプがあります。
主なオペレーターはOrangeSFRBouyguesTelecomの3社。
近年、はスーパーなど色々な会社も携帯事業に参入し価格競争もはじまりました。
それでも、フランスで携帯のオペレーターといえば上記3社になります。

Abonnementタイプは契約期間があり、契約期間は1-2年の年間契約が一般的ですが、契約期間のないものがあります。

Mobicarteタイプは、プリペイドカードを購入し、通話期限が切れる前、もしくは、料金がなくなる前に、追加(Recharge)していきます。
カードは、インターネット、スーパー、キオスクなどどこでも購入可能。



Abonnement:Avec ou Sans Engagement

電話の購入、加入
インターネット、街のテレフォンショップや各オペレーターのブティックで購入、契約可能
契約には、最低限下記のものが必要

・RIB…銀行の口座証明書
・Piece d’identite…身分証明書(外国人の場合は滞在許可証)
・Cheque annulé…キャンセルされた小切手、または0ユーロと記載されたもの

小切手を使用してない場合、別途対応してもらえるはずなので、ご確認ください
電話機の支払をカード払い、請求書の支払を自動引落しにすれば、小切手がなくてもOK(のはず)
場合によっては、上記以上の書類を求められることもあり

電話機本体について
日本と同じく、契約タイプによって金額が大きく変わる
年契期間が長ければ本体自体は安く、1ユーロから購入可能

契約期間
Avec Engagementの場合、契約期間は12ヶ月または24ヶ月
Sans Engagemenの場合、契約期間なし
月額基本料は、同じ条件の契約でも、契約期間により変わる

住所変更
インターネットでアカウントを開けば、そこで住所変更可能
そのほか、支払口座変更なども変更可能
もちろん、アシスタントサービスにTELしてもOK

解約
解約連絡後、10日後に解約となる
Orange、SFRはアシスタントサービスにTELすればOK
BouyguesTelecomは書留郵便lettre recommandéeでを送付

modèle/ サンプル


SIMロック解除
同一機種を1年以上使用した場合、SIMロックの解除(Débloquer)をすれば、他のオペレーターでも電話機本体の使用可能
解約前に、契約オペレーターに電話をし、SIMロックの解除(Débloquer)を依頼する
これで、ロック解除するコードナンバーがもらえる
この際、SIMカードナンバーやIMEIナンバー(電話番号ではありません)等が必要なので、契約書の準備をお忘れなく
新しいカードを使う際、解除コードを入力すれば、どこのカードでも使用可能




Mobicarte

電話、SIMカードの購入
本体を持っている場合、SIMカードだけの購入可能
購入に際して、特に用意していく物はなし
本体を購入する場合は、電話本体がかなり割高
本体なしでMobicarteをスタートする場合、トータル費用として年契の方が安いことがあるので、要検討

初回は、SIMカード代(通話開設費用)と通話料付きで
後は、通話期限が切れる前、もしくは、料金がなくなる前に、RechargerすればOK
そうすれば、残っているクレジットを失いません